「平均点は軽く超えているが」マッドマックス フュリオサ 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
平均点は軽く超えているが
公開初日の初回で観てきた。
前作でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサのオリジンを描く前日譚。フュリオサの半生を2時間30分かけてじっくりと描きつつ、アクションシーンもたっぷり盛り込まれてて、近年のビックバジェット作品の平均点を軽くクリアしている作品ではあるし、そこの手腕は流石ジョージ・ミラー御大と思った。
フュリオサとディメンタスを鏡合わせの存在として描くのも上手いと思ったし、演じるアニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘムズワースもいい。(フュリオサの幼少期を演じたアリーラ・ブラウンも良かった)
ただ、前作があまりにも素晴らしくハードルが上がり切った状態での公開だっただけに、その期待を上回るのは難しいし、アクションの絵面的にも前作の繰り返しに見えてしまう部分も多い。(それでもビジュアルアイデアに驚かされたシーンはいくつかあったけど)
あと、実際前作よりほぼ30分長いんだけど、その分物語的にもやや間延びしててテンポが悪く感じたのはちょっと残念だった。
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