劇場公開日 2024年5月31日

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「I'm Furiosa!」マッドマックス フュリオサ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0I'm Furiosa!

2024年5月31日
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鑑賞方法:映画館

「怒りのデスロード」は強烈にぶっ飛んだ設定の中にも大味にならずディテールにもこだわった点がツボだったが本作はそこまでではなかった。
だが大きな瞳が際立つメイクや紅蓮の炎をバックにしたショットなどアニャ・テイラー=ジョイのフュリオサを最高にカッコ良く撮っており、それだけでも満足した。

幼いフュリオサ役の子がアニャに無茶苦茶似ており、さらにいつのまにかアニャになってて切り替わりがわからなかった(中間あたりにはCG使ってた?)

シャーリーズ・セロンのように10頭身くらいのモデル体型ではないので、坊主になったアニャは中学の野球部みたいに見えて最後まで可愛かった。

ウォータンクが造られる過程が見れて良かった。
後ろのグルグル回る装置(ボミーノッカーだっけ?)は奥の手的な使われ方だったが、見た目ほどすごい攻撃力ではなかったように思う。

怒涛のカーアクションは空中からの攻撃などまたまたこっちの上を行く発想に度肝を抜かれた。

舗装道路が出てきて少し驚いたが、時代設定を考えれば当たり前のことと納得。

イモータン・ジョーはやっぱ賢い。

ディメンタスはマイクパフォーマンスが大好きだが、もっと残忍で憎たらしい方がカタルシスを感じられて良かったのに。

ジョージ・ミラーって正統派の面食い。

カツベン二郎