「MADな脳体験 戦争とはこういうこと」マッドマックス フュリオサ ごまだんごさんの映画レビュー(感想・評価)
MADな脳体験 戦争とはこういうこと
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ジャパンプレミアにて先行上映に参加しました。
カーアクションがとても迫力があり、もはや重機も加わって大迫力でした。
フュリオサの狂気に満ちた目がとても印象的でした。
ディメンタス大将が始めた物語に巻き込んだのに最後にフュリオサに「お前もMAD側なんだ」的なことを言い放ったのがとても印象的で残酷なシーンでした。
世界が荒廃してなければこんなことにならんかったやろという気持ちと、こんな狂った世界がフュリオサを生かしてたんだといろんな感情がごちゃ混ぜになって涙が出てきました。
最後のネタばらしとしてGreen Placeが人間の血肉を吸ってできたオアシスだと知りゾゾゾゾ〜っとしました。
伏線も継承され素晴らしい作品でした。
最後に怒りのデスロードでイモータンジョーを演じたキースさんにみなさんの声が天国に届くことを祈ってますv8
(追記)
この作品の根幹にあるのは戦争の恐ろしさなんだと思います。
フュリオサを狂わせたディメンタス大将も元は子供がいて、戦争と暴力の世界に巻き込まれて人を痛めつける狂人になってしまった。
時折狂人と普通の現代にいるような人間の人格が入れ替わるようなシーンもあり、彼もこの世界の犠牲者であると分かりつつ恐ろしい存在でした。
そしてクリヘムさんの演技力に震えました。
戦争は繰り返され暴力の先にあるものはMADだけ、その虚しい輪廻を食い止めるのは何か?
それを映画を通じて監督は伝えたいのかなと思います。
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