劇場公開日 2024年12月27日

「この戦いにローハンの大義は無い」ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0この戦いにローハンの大義は無い

2024年12月30日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

ピーター・ジャクソン監督のロードオブザリング3部作は、ディレクターズカット版も含めすべて鑑賞済みです。おそらくファンだと思います!

やたらと予告編でロードオブザリングとの関連性を煽っていたので無論ファンとして興味津々でした。ただ、このサイトでは前評判の悪さがちょっと気になってたんですけど、鑑賞する運びとなりました。

結果的に前評判は非常に的を射ていたと思いました!(笑)

まず、ローハンの王様がかなりの肉体派でちょっと脳筋気味でもあります。争いのきっかけは、ちょっと無礼な部族の長が、息子(ウルフ)に王女(ヘラ)を嫁に貰いたい・・・と会合の席で申し込んだのが、王様にとって気に入らなかったことでしょう。その上、ヘラも子供時代に自身を庇ってくれた恩人であるウルフに対し好意がありながらも、自身が自由を失う恐れがあるという自己都合の理由で無碍に婚姻を拒否する始末。

で、さらに王様が遺恨を残す様な大事件を起こしながらウルフらを一方的に悪人にし、追放するという暴挙に。

ウルフが結果として闇落ちしてどんどんヘイトを集めていき、なんとなくローハン側に大義があるみたいな雰囲気になるんですけど、そもそもつまらん理由での部族間の跡目争い、権力闘争なわけです。どっちもどっち、むしろローハンの方が悪いくらい(笑)・・・なんですよね。

そんな理由でシナリオはスケールが小さくなってしまったのが残念でした。

唯一良いところはヘラちゃんが容姿端麗で、戦闘シーンでは美しく舞っていた部分でしょうか。ほんと、ここしか評価出来ないです。

最後にちょっと、シリーズで知られる魔法使いの名前がでてきましたけど、関連性は薄いです。

では。

やまちょう
uzさんのコメント
2024年12月31日

いくらフレカが無礼でも、領地や権力を剥奪するなりやりようはあったハズなんですよね。
それが脳筋の殴り合いを提案した上、過失致死。
更には詫びもお悔やみもなく息子を追放とか、ヘルム王が暗君にしか見えません。

uz