「信心」死霊館のシスター 呪いの秘密 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
信心
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朽ちた修道院とかなかなかにいい雰囲気。
どうやら続編らしく、前作は見ていないが、前作との関わりが深い構成にもなっていて脚本的にはなかなかに立て込んでた。
主人公が聖人なんちゃらの末裔らしく、淡い恋心を描いているのも良かったかなぁ。怖いって印象が柔らぐ感じ。
さて、死霊館シリーズだけど、1作目は舞台が現代でニューヨークだったような覚えがある。実話ベースって触れ込みだったかな。その頃から思えばなんだかアトラクション要素が強くなってるような印象。ラストに至り山羊の悪魔と追っかけっこするのだけれど物語的にはあんま必然性を感じない。
つまりはあまり怖くはない。
ただ、全編に渡り「悪魔の囁き」というか、人間の恐怖に漬け込むって描き方は良かったように思う。
日常のほんの些細なところにも存在するかのような。
古都を歩く修道士ってだけでも雰囲気は抜群。
後半のアトラクション要素が少なかった方が俺的には好みではあるのだが…まぁシリーズ故のジレンマかもしれない。
ワインがキーアイテムであるのだけれど、悪魔を焼く聖なる血は、もっと赤くても良かったような気がする。
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