「一粒で三回美味しい」MEG ザ・モンスターズ2 サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
一粒で三回美味しい
一つの映画で3つの異なるスリルを楽しむことができる。すなわち、序盤では超深海で自然の脅威にスリルを覚え、中盤ではテロリストとの攻防にスリルを覚え、終盤ではジェットスキーでメガロドン三匹に立ち向かうステイサムのヤバさにスリルを覚える!
ステイサム、お前はまじで何なんだ!
とはいえ、ストーリーは中々ありきたりなモンスター映画。超深海からモンスターが飛び出てきて、人間を襲いまくって、主人公が退治する。
こんなありきたりなストーリーなのになぜ楽しいのか?一番大きいのは画面が常にハイテンションであることだろう。序盤の超深海の幽玄さ、中盤のお約束なドンパチ、終盤のジェットスキーでメガロドン三匹に立ち向かうステイサム。常に画面に惹きつけられて、ワクワクしながら観ることが出来た。
たぶん、家庭で観たらここまで楽しめないのではないか。超深海の臨場感も、モンスター達と闘うステイサムも、映画館でこそ没入できるというものだ。
ただ残念だったのは、前作の女主人公がリストラされたことと、子供のメガロドンが特になんの役割もなく終わったところ。総合的にはマルなのだが、細かいところで減点したくなる。そんな作品。
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