夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
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心が温まりました
早くも今年一番と感じることができる作品に出会えました。
三宅監督の作品はケイコ〜から見始めましたが、登場人物を俯敗で見せるのがとても心地よい作品作りをされる方だと感じてます。本作も登場人物の表情を映すというよりは、その時その場所で起こっていることを切る取ることで、しっかりと物語を紡いでらっしゃるなと思います。
題材としては藤沢さん山添くんそれぞれが抱えてる病に注目される方が多いかもしれませんが、症状というよりは病と共存しながら生活する人々の共存を描かれていて、そういうものを押し付けるような形は一切なかったです。とは言っても、自身がPMS持ちで友人がパニック障害を抱えてる身としては、苛立ちやパニック発作のシーンもとてもリアルに感じ、役者がちゃんと学んで芝居に取り入れたことが伝わってきました。
プラネタリウムの締めの言葉や、山添くんのラストの語りは、言わずもがな心に温もりを与えてくれましたが、個人的には栗田科学冒頭の藤沢さんが大福を買ってきた時に久保田磨希さん演じる先輩が掛けた言葉がとても優しいフォローで、なんてことないシーンなのに刺さりすぎて泣いてしまいました。
上映期間が終われば、サブスク配や円盤化はされると思いますが、ぜひ劇場で観て優しさに包まれて欲しい作品です。
暖かい陽射しが素敵な映画
キャラの解像度が高いようで低い。それが人生ですか????ん?
原作未読。不安障害を抱える身として何か共感できる部分はないかと思い視聴。PMSとパニック障害に翻弄されるふたり、グリーフケアの会に参加する社長と元上司、の割に掘り下げられない登場人物たちの背景に少し物足りなさを覚えたが、綺麗な映画。
PMSにあそこまで苦しめられてたら、いくら家族に血栓症がいたってピルを処方してくれないものなのか。ピルがダメだからと精神安定剤を処方されていたが、パニック障害が発作を起こした時に服用するような薬をPMS患者に一発目に処方するものなのだろうか。そっちの専門家ではないので単なる疑問だが。(主人公2人を引き合わせるキーポイントとして使いたかったのは分かる)私だったら、仕事中に眠ってしまうほどの薬なら先生に再度処方しなおしてもらうけどなぁ。そもそも、最初の辞職するまでのストーリーを急ぎ足にする必要はあったのか?
また、月に一回必ずヒステリックになる、というのも中々生理に対する解像度が低いのではないかと思った。ものすごく単純すぎる。映画として分かりやすいようにしているのだろうけど女って、PMSって、そんな単純なものではないはずだ。あ、今月はなんか平気^^みたいな演出一個でもあったらめちゃめちゃおもしろかったのにな。
主人公1人くらい背景とストーリーをもっと深掘りしてほしかった。
ただ、お友達に謝りLINE考えてるシーンの「俺パニック障害なんで(笑)」のくだりは妙にリアルで心にチクっときた。パニック障害もPMSも、受け取る人からしたら言い訳にしか聞こえないこともあるだろうし、逆に過保護にされることもあるだろうし、難しいね。
人の温かみ、繋がりに焦点を当てたせいか、細かいところにツッコミどころ、気になるところ満載で主人公たちに対する没入感はそこまでだった。
主演2人、他の俳優陣にあそこまでの演技力がなかったら、なかなかの駄作になってたのではないだろうか。なんだか奥にすごく濃いミソが固まってるのにうわずみだけ飲まされてる感覚。だが、それが人生なのだ。みたいなメッセージを込めた作品なのだろうか。みんな何かを抱えながら生きている^_^みたいな映画なんだろうか。
映像的にあの放送部の子達が撮った映像を見せられてる体なのだろうか。
パニック障害ではないからなんとも言えないが、気持ちがいっぱいいっぱいになった時帽子を被ったり、2人で読書してる時、「あとがき」のページまで読んだら本を閉じたり、終盤になって初めて会社のみんなの朝の挨拶が聞けたり、細かな演出はすごく気を使っているのは良かった。
「PMSとパニック障害って比べものにならなくないですか。」みたいなセリフもよかった。生きづらい、なにかを抱えてても比較になるものではないし、そこで一回対立があってもおもしろかっただろうな。でも、開口一番パニック障害ですか?とか、あ、僕PMSに興味あるだけなんで。とかなんかこう節々にモヤつく部分がある。
まあ、あの世界の2人が良ければいいんだけど。
と思わせてくれるくらい現実味のある世界観。なんだけどなんだか足りない、物足りないなぁ。
明けない夜はないと言うほど単純ではなくて
原作未読。ただ、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読んでいたので、誰かが誰かを思いやるような作品を期待しており、その期待は裏切られませんでした。
山添(松村北斗)と藤沢(上白石萌音)がお互いに相手を知ろうとしたり、「会社のいいところ?どこかな~?」とズバリと言葉にできないような、周囲の人々が彼らに向ける視線や優しさが、穏やかな夜明けの薄ぼんやりした淡い光を感じさせる映画でした。
明けない夜はないと言うほど単純ではなくて、この先も同様に悩まされていくとしても、一人ではないと思えることが救いになることがあるかもしれないと思えました。
ひとつ分からなかったのは、栗田社長(光石研)の弟。あのナレーションから感じられる彼はウィットに富んで、余裕もありそうに思えるのに何故?
主演の2人は役に非常にマッチしていました。特筆すべきは、光石研さん。いつもアイドル主演映画で脇をビシッと固めてくださるのですが、今回も秀逸。彼の悲しみと優しさがこの映画を一段上に上げていると思いました。あとは、丘みつ子さんがテロップ出るまで分からかったのと、りょうさんがこの年齢の役?というのが驚き。
移動式プラネタリウム、行ってみたいな。
人のやさしさ、あたたかさ
PMSのため月に一度、イライラが抑えられなくなる女性。
パニック障害のため転職してきた男性と同僚となる。
その二人は、最初は互いに苦手意識を持ちながらも、
恋愛感情や友情ではなく、お互いが持つ症状を少しずつ理解、
まるで同志のようにお互いに支え合っていく。
そして、その二人を温かく見守り、時には助ける、中小企業の社員たち。
素敵すぎでしょ、この二人の関係、そしてこの会社の人たち。
私もそこまでメンタルが強いわけでもない、平凡な人間であるが、
この映画を観た人がそれぞれいろいろな感想を持ち、そして救われる、
とても素敵な作品でした。
夜明けの直前が一番暗い、でもその後に新しい明日がある。
周りが支えてくれる日常の大切さ
お守りになる映画
今を生きるみんなへの贈り物
生きた例を知らないと共感難
正しく知ること。
栗田科学は理想郷だった
病気
生まれてから病気とは無縁で、ズル休み以外で学校を休んだこともない少し前の自分だったら、この映画はほとんど響かないものだったろう
2週間前に突如体調を崩し、この前久し振りに病院に行ったばかりの自分にとって、この映画に出てくる登場人物はとても共感できるものだった
この手の映画の傾向として、同じ境遇の男女は必ず恋に落ちるものだが、上白石萌音と松村北斗の二人はフラットな関係である
片方が実家に帰りますとなっても、涙(´;ω;`)は皆無
重くなりがちなテーマながら、結構観客を笑わせる ブラック萌音がサイコ~🎵
期待値がほぼゼロだったが、三宅唱監督の前作「ケイコ目を澄ませて」が素晴らしかったので鑑賞してみたが、結果的に今年一番響いた作品
終わってみて題名の意味も理解できましたョ
自転車で動ける範囲の共生社会
原作をしっかり受け止めて消化しさらに主張に拡がりと深みをもたせた素晴らしい脚本、演出だと思う。
原作を読んでいないと理解し難いシーンがある。早退した藤沢さんの忘れ物を山添君が届けにいくところ。山添君は藤沢さんに借りた自転車に乗る。パニック障害の彼はそれまで電車にもバス、タクシーにも乗れず行動範囲は徒歩で行けるところまでだった。このシーンは自転車に乗れるようになった彼の世界が大きく広がった瞬間を捉えている。日が射し風が吹き世界は美しい。
原作も映画も軸となっているのはPMSの藤沢さんとパニック障害の山添君で変わりない。自分でコントロールできない不具合を抱えている彼らはお互いを理解し助け合うこととなる。
ただ三宅唱監督は、この話を映画に置き換えるときに、大事な人を亡くして心に傷を負う栗田社長や辻本課長、リハビリをする藤沢さんの母親を周辺において、共生の範囲をやや広げた。とはいってもそこは栗田科学の職場中心のごく狭い地域社会ではあるのだが。(山添君が自転車で動ける範囲)
三宅唱は「ケイコ、目を澄ませて」で同様な手法を使っている。そこでは聴力障害のボクサーケイコを中心に、ジムを始めとした地域社会が描かれた。
つまり地域社会における共生=インクルーシブの可能性を三宅唱は提示しているのだろう。そしてその中ではハンディキャップのある人たちも一定の役割を果たす。映画の中で、藤沢さんは「パニック障害で良いことってあるかな」と山添君に問いかける。この時点で山添君の答えはないが、回答は映画の中にある。つまりハンディキャップのある人は、自分の経験に則りハンディキャップのある人の状況を理解しやすい可能性があるのだ。彼らの手も借りて相互理解と共助が進めば、ハンディキャップは最終的にはただの個性として社会の中で馴化される。
「夜明け」という言葉について原作には言及がない。映画ではプラネタリウムの設定で説明がされている。世の中にある無数の家庭、職場、社会にそれぞれの夜があり闇がある。でも手の届く範囲からでも相互理解と共生が進めばより暮らしやすい世界が到来するかもしれない。そういうことを感じた映画であった。
ゴメンね
開始1分ナレーションで設定と心情説明かよ、ダメ映画かも。
と不安になったけど、
正直すまんかった俺が悪かった。
もうね、主演お二人の芝居も5年くらい語り続けたい素晴らしさなんだけど、やっぱ三宅唱監督凄えな。
主演2人の、何処か近くに居そうな、身近に居るかもって、観客に寄り添った芝居に乗せる演出の素晴らしい手腕よ。
自転車を漕ぐ先に刺す光に、人が去って歩き行くトンネルの影に、コツンと聞こえる小さな生活音に。
僕達に見える世界にどんだけ人の心を乗せ、心情を描くんだ。
だからこそ、この映画の全員に心が宿り人が人を想う気持ちが真っ直ぐに描かれる。
時に人は人を憎んだり、誰かに腹立ったりするけど悪いヤツなんて居ないんだよ。
昔バイト先に居たアイツとか、職場に居たアイツとか、好きだったあの子とか、俺なんかに好きって言ってくれたあの娘とか、そうだったのかも知れないな。
あの時俺がもっともっと優しかったならなあ、
ゴメンね、やっと学んだよ。
みんなで助け合おうとする人はやさしい
なんて優しい映画なのだろうと思った。
冒頭とラストにだけ使われるモノローグ。必要なことを語り必要以上に語らない。
最近の生きづらい世の中をただ単に描くのではなく、PMSとパニック障害という病名を出しつつも、それをセンセーショナルに前傾化させすぎずに互いにできることを探っていく。
自分自身も病気のことをわかりきったと断言せずに学んでいこうという姿勢なのも良い。
気を遣わせたと思う相手にお菓子を差し入れする気持ちわかるな…気を遣わない相手の前ではポテチを丸飲みするのもわかるな…この対比が素晴らしい。「ルールになっちゃうと…でもこのお店の大福好き」人間として出来過ぎている。
淡い映像に適度な湿度。『ケイコ 目を澄ませて』でもそうだったように、エンドロールまでサボらない。中小企業は優しく大企業は冷たいなんて安易なラベリングもしない。
男女に友情は成立しなくても、男女に助け合いは成立するよね。どんな世代間でも。
どうしても気になった点は、飲んだ薬から「パニック障害?」と聴く流れがちょっと辛かったかな。この映画の中では唯一勇み足というか。でも、その図々しさから信頼を得たとも言えるから好みの問題。
あと、優しい人しか出てこない映画の居心地の良さが凄く良くて、ただ、「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」の新谷ゆづみが演じた役柄のようなキャラクターが1人いるほうが好み。
支え合う二人の良好な関係
パニック障害とPMS(月経前症候群)を抱えた男女の関係を描いたヒューマンドラマ。お互いに支え合いながら過ごす日々の中でお互いが成長していく二人を上手く描いている。しかし同じような経験がないため特に共感する事は無かった。
2024-26
感動させようという圧のない、本当に丁寧で誠実な作品。 でも鑑賞中涙...
生きるのが少し楽になった
ポカポカじんわり
瀬尾さんの原作も好きで楽しみにしてました
公開される前に瀬尾さんや監督から原作とは違う部分があるが原作を大事にしてるからこそ映像でより主人公の2人の雰囲気を出したかった事など原作、映画それぞれの良さがある事を話してくださって監督と瀬尾さんお互いを尊重している感じがとても好感でした
映画は映像や音楽、街の風景も相まってドキュメンタリーを見ているような何か身近な人を見ているようなクスッと笑えたりあるあると思えたり主演のお二人の演技も素晴らしくまた登場するキャストの皆さんもまた素敵で
見終わった後何だか心が軽くなり後からじんわり来ました。ここぞと盛り上がったり大袈裟な演出はありませんが逆にそれが良くて
あの2人の日常や栗田科学の皆さんをもっと覗いてみたくなる感じに思えました
そういえばあの2人って思い出し何度もぷらっと足を運んで気軽に見れる映画です
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