劇場公開日 2023年4月1日

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「生を紡いでいく、一本の糸」ケアを紡いで h.atsuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生を紡いでいく、一本の糸

2023年4月12日
iPhoneアプリから投稿

ケアする側とケアされる側は一方通行ではない。
私たちはお互いを必要としている存在。
あらためて、そう実感させてくれる。

ガン患者だけではなく、性的マイノリティ、障がい者、さまざまな「当事者」は普遍的な課題を抱える存在ではない。一人ひとりの背景や事情、悩みは異なる。支援者の思い込みによる上からの支援は、時として暴力にもなりうる。

ケアする側も遅かれ早かれケアを必要とする時がくる。ケアという行為には共感だけでは足りない。当事者の傍に立つうえでの「想像力」も必要。
ありのままの自分を受け止め、人に頼る勇気を持つ。
今はただ祈るしかない、そういう時もある。
ゆずなさんからたくさんのことを教えてもらった。

atsushi