「ショーン・マッキトリックの作品(アスやアンテベラム)のような不気味...」彷徨い kekeさんの映画レビュー(感想・評価)
ショーン・マッキトリックの作品(アスやアンテベラム)のような不気味...
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ショーン・マッキトリックの作品(アスやアンテベラム)のような不気味さを感じて食いついたのだが、
大して見向きされていないことに納得した。
ネトフリの悪い部分かどうかはさておき、作品として伝えたい事がまとまらずにとっ散らかっている。
黒人家族の母親が、夫と別れた際に子どもを捨てる。
母親は白人親子と再婚か何かして、過去を隠して良き母を演じ続ける。
ただそれによって幻覚や妄想といったストレスを抱えている。
そんな中、黒人の子どもたち(いい年した)が復讐にやってくる。
後半は軟禁されて母親含む白人家族がただただ湿っぽい嫌がらせを受けるのだが、
その様子が見ていて哀しくなってくるし、無意味な行為を「いつまでやるんだ」とだんだん腹も立ってくる。
最後は何も知らなかった父親が大怪我もしくは殺されてしまっている。
そしてタイトルの回収でジョークのつもりなのか、母親がふらっと逃げて終わり。
急にエンドロールが流れたので間違えてスキップしてしまったかと思うくらいの唐突感である。
どうやら嫌になったら捨てるを繰り返して彷徨い続けるらしい。
もっと映すべき場面があるだろう。
ずっと嫌味を言ってくる黒人を皆で崖から突き落として何事も無く就寝していつもの生活に戻る、
とかだったらスッキリできて良かったのに。良くないか。
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