「性自認に悩む少年と家族のリアルな物語」ミツバチと私 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
性自認に悩む少年と家族のリアルな物語
主人公ココの心理面の変遷や、ココのしぐさ、
ココの心理に寄り添えない親、理解者のおばさんなど
すごくリアルに描いていると思いました。
ココの違和感を様々な場面で表現しているものの、
なぜ違和感があるのかココは悩むし、
周囲もおばさんしか気づけない、
あるいは真摯に向かい合わないところが実に苦しい。
母親は自分のこと中心だし、
父親も体裁を気にするから心ないことを言う。
ラストに向かう最後半はヤバいヤバいと思いながら、
ハラハラしながら観ていましたが、
少しだけ光明が見えるところが良かったですね。
でも、
もうちょっと両親がココに向かい合うことに決めた
心の変遷も丁寧に描くとより素晴らしい作品に
昇華できたんじゃないかと思いました。
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