REBEL MOON パート1 炎の子のレビュー・感想・評価
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七人の侍+SW
既出感のある物語なので、とても分かりやすい。
というか…この手の話はどうしたって似てくるものなのだろうと思う。それ程までに七人の侍もSWも脚本プロットとして優秀なのであろう。
未だに色褪せない。
そうなればディテールを楽しむのが正解なのだろうと思う。
今作のヒロインは野生味溢れる女性であり、なかなかに魅力的だし、魅力的な過去もありそうだ。
帝国の一族が暗殺されるってエピソードがあり、おそらくなら彼女がその暗殺者のような気もする。
そんな彼女が、名もなき村の善良な人々の為に立ち上がる。
帝国に因縁のある歴戦の勇士を集めるって寸法だ。
物語の大半はその仲間の紹介で埋まる。
モンスターと意思疎通が出来る元王子
二刀を使う剣士
天才戦略家の元将軍
反乱軍のリーダー
魅惑のラインナップなのである。
9週間後の決戦で幕かなぁと思いきや、裏切り者がいて、彼女が仲間を集める=賞金首を一網打尽みたいな策略で、故郷に戻る前に決着がつく。
ラス殺陣も面白かったけど、アクションは全般的に凝った作りでHSがいい味出してた。
次作は本土決戦になるのかな?
というか…主人公の正体が知られてしまったのなら、物量と火力に物を言わせて圧勝できそうなもんだが。なんかカラクリを用意してくれるのかしら?
自立型AIも全然活躍してないし、隠し球はふんだんに用意されてるのかもしれず楽しみだ。
制圧隊の提督がめちゃくちゃお気に入りだ。
柔らかな物腰に残忍な性格。目線の芝居とか上手いなぁと思う。今作のラスボスだったから死んでしまうのだけれど…帝国に蘇生されたから、次回も楽しませてもらえるのだろうとワクワク。
久方ぶりのスペースオペラ。
SWに慣れ親しんだ世代なら疼くと思われる。
ただSWと違うのはベースが七人の侍ってところかしら。おそらく戦闘機が活躍するよりはボディアクションが主であり、帝国を倒すって事までにはならないのだと思われる。
銀河の七人
映画監督も人の子。幼少時見て憧れ、こんな映画が作りたい、と実現させた監督たちも。
往年の冒険活劇や海賊映画、黒澤映画に憧れ、『スター・ウォーズ』を作ったジョージ・ルーカス。
日本の怪獣映画、ロボットアニメの熱狂的マニアで、『パシフィック・リム』を作ったギレルモ・デル・トロ。
クリストファー・ノーランは『007』風のスパイ映画要素を度々自身の作品に。
マシュー・ヴォーンはもろ『007』オマージュで『キングスメン』を。
そしてこの監督も。
ザック・スナイダー。
構想20年。監督キャリアとほぼ同等。一番作りたかった作品かもしれない。
数々の大作を手掛けてきた彼が放つ、2部作からなるスペースオペラ・スペクタクル!
…と言うと仰々しいが、何て事はない。
もう笑っちゃうくらいの、“アレ”דアレ”。
『スター・ウォーズ』を見て、こんな映画が作りたいと思ったザック少年。『七人の侍』からもインスパイア。
そう、本作は、ザック版『スター・ウォーズ』×『七人の侍』なのだ!
話の立ち上がり、設定、展開まで、何もかも。
巨悪帝国“マザーワールド”が支配する宇宙。
辺境の惑星にある小さな村。生活の糧は農業。
一人の若い女性、コラも黙々と農業に精を出していた。
ある時、マザーワールドの宇宙船が飛来。
作物の供給を巡り、冷酷なノーブル提督が村長を殺害。10ヶ月後、作物の徴収に再び戻るという。
何か過去を持つコラ。逃げようとするが、監視役の兵士を倒した事から、マザーワールドと闘う決意をする。
その為に、共に闘う仲間を集める事に…。
遥か彼方の銀河を支配する巨悪帝国。
やるべし! 抗い、集い、闘う仲間たち。
まんまやん!パクりやん!あの宇宙港やバーなんて!
既視感だらけ。劣化版やん!
相変わらず批評は悪い。Rotten Tomatoes支持率現24%で、ラジー賞警戒の酷評レベル。
まあ確かに、『スター・ウォーズ』や『七人の侍』を下敷きにしていながら、話的には薄い。比べるのも酷だが、遥か彼方の銀河級に遠く及ばず。
この前編のメインは仲間集め。個性的な仲間は集まるが、展開的に淡々とし、カタルシスに欠け、尚且つキャラ描写も薄い。何故彼らは仲間に加わったのか、決定打に欠ける。
コラはかつてマザーワールドの兵士。悪の帝国から逃げ、身を隠すようにして生きてきたが、再び闘いに身を投じる。
重要な主人公の動機もイマイチ弱い。一応決意するが、序盤であっさりと。こちらも何が決定打になった…?
設定やキャラの説明や紹介に過ぎず、配置された駒がただ動かされているかのよう。
ソフィア・ブテラ、チャーリー・ハナム、ジャイモン・フンスー、ペ・ドゥナらバラエティーに富んだ面々。さらにはアンソニー・ホプキンス(!)が声で参加していながら、実力や本領発揮とは言えず。
では、本作は何を見るか。
言わずもながな、“スナイダー節”。
本人はストーリーの深みやキャラの心情・描写と言いそうだが、我々見る側は知っている。
ケレン味たっぷりのアクションとインパクト充分のビジュアル。
舞台となる惑星、雄大な荒野、空や宇宙空間に浮かぶ巨大宇宙船…。それらは美しくもあり、画になる。うっすら『DUNE/デューン』をも彷彿。
スナイダーの十八番、スローモーションを多用したアクションも健在。ここぞという時にスローとなり、何だかんだ決めてくれる。
クライマックスの闘いは迫力満点。
ソフィア・ブテラも『キングスメン』に続きキレのあるアクションを魅せてくれる。
ビジュアル、アクション、スケール、迫力、VFXに関しては文句ナシ。
スナイダー印の大作SFアクションをNetflix配信で気軽に見れるのは有難い。いやそれとも、劇場大スクリーンで見れなくて残念…?
強敵になるかと思われたノーブル提督が倒されて、アレ…? まあ確かに、ちょっと小物感は否めなかったが。
しかし、ラストに蘇生。次回こそ、コラたちを脅かす強敵となるか…? バックには、支配者バリサリウスが…。
コラたち戦士の動向。『七人の侍』で言うとちょうど村にやって来た所で、今回は終幕。
『七人の侍』はクライマックスの合戦が映画史上に残る。
後編では更なる圧巻の闘いを見せてくれるか…?
グンナーやタイタス将軍ら仲間となった戦士たちのドラマをより見せてくれるか…? 気になるロボット騎士のジミーは…?
コラの運命は…?
銀河の命運は…?
つまらなくはなかったけど、この前編だけじゃあ今一つ乗り切れなかった。やはり2部作総じての評価になるかな…?
勿論来年4月配信の後編も見るけど、この前編うっすら忘れてそうだから、併せてもう一度見ないと。
『優しさは美徳死を賭す価値があると信じる』 『大義のために戦う』っ...
『優しさは美徳死を賭す価値があると信じる』
『大義のために戦う』って正に今の戦いのためのナショナリズムを煽っているように感じる。
まともに聞いては駄目である。
トルメキア軍の登場とそっくり。
しかし、この映画は勧善懲悪そのもの。
ナウシカのトルメキアは勧善懲悪とは言えない。その観点からナウシカの凄さが分かる。一方、この映画は昔からの伝統の『スペースオベラ』と思っていたら『七人の侍』をリスペクトしていると後から知る。つまり、当該映画はその前編。
『サイボーグ009』や『幻魔大戦』見たくなれば良いが。
個人的に気持ちが悪いのは、西洋人の男ってなんで髭面が多いのだろう?
最後は大和の最期みたいだ。
ザック節炸裂😂
宇宙の巨大帝国と反乱軍、、、デューンやスターウォーズと同じ構成のこの設定、好きなんだよなぁー。
そんでザックならではな厨二病全開なキャラ達いいよねぇ!
けっこう設定細かいから伏線が全部回収できるかはわからんけど、パート2楽しみ!!
セブン・レベルズの邂逅
Netflixで鑑賞(Netflix映画,吹替)。
ザック・スナイダーらしさ全開の重厚なトーンで描かれるSFアクション。「七人の侍」を下敷きにした物語に大興奮!
試写会に参加された方が羨ましいです。スクリーンで観たいと思わせるスケールの映像と迫力に圧倒されっぱなしでした。
この手のSFはどうしても既視感が付き纏いますが、そんなことは途中から気にならなくなるくらい面白かったです。
ソフィア・ブテラのアクションを楽しみにしていたので、彼女のこなす激しいアクションに漏れなく魅せられました。
パート1だけでも充分面白いのに、2への期待を持たせる終わり方が素晴らしかったです。早く4月にならないかな~。
劣化版スターウォーズ。
プロットは辺境の惑星に住む主人公達が強大な帝国に反旗を翻す為に仲間を探すという分かりやすい構成。
ドロイドみたいなジミー、ジェダイみたいなネメシス、ハン・ソロみたいなカイと味方側はスターウォーズの劣化版にしか見えないキャラばかりな一方、ノーブル提督を含む敵キャラはSF映画にありがちなデザインでこれといった特徴が無くてかなり残念。
ストーリーはあっさり集まる仲間達、裏切るのが見え見えなカイの裏切り、数で圧倒してるのにあっさり形勢逆転する最終決戦、そしてやっぱり復活する提督と予想を裏切ることなく単調な展開の連続でがっかり。
唯一良かったのはジミーが村の少女と交流するところ。
アクションもスローが多様されて見辛いのもマイナス。
パート2は予告だと村人が戦闘要員になっての戦争に突入するみたいだけどちゃんと終わらせられるのか不安しかない。
ザック・スナイダー映画史上、最も緻密で壮大な物語‼️
今回、12/11に都内で開催されたジャパンプレミアム試写会に参加してきました。
豪華キャストと吹替声優さん達のレッド・カーペットとトークイベントがあり盛り上がりました!!
今までザック・スナイダー監督の映画はスリーハンドレッドからはじまりマン・オブ・スティール、ジャスティス・リーグ、スーサイド・スクワッドなど数々の作品をみてきたのですが、今作のREBEL MOONはマン・オブ・スティールと並ぶぐらい好きな映画になりました。
広大な世界観と細かい設定、キャラクター達のアクションなどどれをとっても魅力的な作品でストーリーをみている最中主人公のコラが帝国のお姫様で亡命して名前を変えて村で暮らしていると思っていたのですが、
帝国に滅ぼされたコロニーに取り残された少女で独裁者バリサリウスによって拾われ、娘として育ち帝国軍のトップまでのぼり最終的にかつて存在していた王国の姫付きの近衛隊員としてが村にくるまでの正体で、
後半のPart2で姫やまだ仲間になっていない心優しい戦闘ロボットのジミーや新たなキャラクターがどう関わってくるのかなだったり、仲間達と結成した反乱軍でどういう風にバリサリウス率いる帝国軍に立ち向かっていくのかがすごく気になっています。
来年の4月が今から待ち遠しいです。
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