「天才になりたかった凡人」ザ・キラー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
天才になりたかった凡人
主人公のモノローグが続く。
それは天才の思考のように初めは思うのだけど、
見てるうちに、
いやこれは自分がそう有りたい
そう有らなければならないと言う自己暗示であり、
天才になりたかった凡人の話しだったんだなと落ち着く。
それはまるで自分と重なり、
内心では焦り、もがき苦しみ、
襲ってくる不安と戦っている孤独な男だと思うと
愛着が湧いた。
「深呼吸をしろ」
計画通りにやれ」
「誰も信じるな」「感情移入はするな」
「予測しろ 即興はよせ」
「決して優位に立たせるな」
「対価に見合う戦いにだけ挑め」
一見ヒーローのようにも思えるが、
必死に自分と戦ってる男の心だ!
俺たちと一緒だ!
そう思うと殺し屋の話がとても身近に思えて来ました。
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