「ネトフリでみました」ザ・キラー mvlvさんの映画レビュー(感想・評価)
ネトフリでみました
オススメで出てきたので前情報なしで視聴
え?!失敗するの?
とか
少し前に言ってたことと違う事やっちゃってる〜
とか
ツッコミ入れて笑いながら見たので、シュール系のコメディ映画だと思っていたのですが、後で宣伝用の煽り文句を見てみたらサスペンススリラーらしいです
しかも制作陣がそうそうたる面々で、こんなノリで見てよかったのか不安になってしまっているところ
殺風景な部屋でストイックにターゲットを待つ主人公
始まり方からして絶対に凄腕のレオンみたいな暗殺プロフェッショナルだな
と思ったら、さらっと任務失敗、、
ヤバいよヤバいよと言いながら(言ってない)原付で逃走する姿が実に滑稽だが証拠隠滅の手際はプロ
空港で犬や雰囲気ある一般人にビビりまくりつつも隠れ家に帰宅するが、そこでは恋人が組織の者に制裁なのか拷問なのかを受けた後で逃走者であった主人公キラーは一転して復讐の鬼に変貌
組織に対して報復をはじめる
ここから一流暗殺者のお手並みが見られるのかと思いきや、そうはいかない
ターゲットに向かう道中での台詞はいっちょまえなのだが実際のところその通りにはいかない
そんなドジっ子?なところに終始笑わされてしまった
具体的には、
・釘刺した弁護士が思ってたよりぜんぜん早く死ぬ
・その秘書のお願いをちゃんと聞いてあげちゃう人情派
・不測の事態続きの筋肉バカ暗殺者とは格闘戦になってしまって最後にはワンちゃんまで起きて来てしまう
・綿棒さんとは普通に会話し相手のペースで最後の晩餐に付き合わされウイスキーもいただいてしまう
などなど
最終的には相手を殺して目標を達成している訳だけど、冷徹なはずのキラーが人情味あり過ぎてほんと無理wって感じでした。面白すぎる
怖いけど何故か笑い要素を感じてしまって宣伝文句にあるような身も凍りつく恐怖は私は感じなかった
ただ、その前情報を知らない私はシュールなコメディだと思ってみているので問題なく楽しめたのでした
画面のスタイリッシュな感じと音楽の緊迫感、俳優さんのガチな感じ、特に格闘時のガチ感は本気で殺し合ってる感じがあって素晴らしかったです
とにかく、他のみなさんがどのジャンルの映画として観賞したのかが今は気になっています
私個人としては、サスペンスやスリラー、サイコよりもコメディ映画としてのジャンル分けがしっくりきました