「殺し屋のモノローグが大半を占める異色作」ザ・キラー エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
殺し屋のモノローグが大半を占める異色作
デヴィッド・フィンチャーの新作は前作の『Mank マンク』 に続きNetflixから。
マイケル・ファスベンダーがプロの殺し屋を演じた。彼のモノローグが大半を占める異色の作品。
そう、出ずっぱりのファスベンダー‼︎
心情を語り続けるファスベンダー‼︎
彼のファンにはたまらん作品だろう。
特筆すべきは同業者を演じたティルダ・スウィントン。死を覚悟する潔さと未練の絶妙なブレンド。短い登場時間とはいえ強烈な印象を残した。
トレント・レズナー&アティカス・ロスの音楽、そして「Mank マンク」でオスカーを取ったエリック・メッサーシュミットの映像は圧倒的。
ただしフィンチャーの作品群に並べてみると一段落ちる気がする。世界を股にかけるも、主人公の目を通した閉塞した世界。自分的には面白みに欠けた。
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