「世界のはじまり」世界の終わりから あさりんかさんの映画レビュー(感想・評価)
世界のはじまり
今の世の中は
記録され晒され他人の不幸は蜜の味
自分が僕が俺が私がばかり
あなたが君がお前がという思いやりがない
世界の終わりから
主人公が見る夢で世界を救うことが出来るかもしれない
でも人間は身勝手で結局争いばかり
手を取り優しくしたりすることができない生き物
なんならこんなセカイいっそなくなってしまえば?
人間は強欲で力を得るとそれに酔いしれる
登場人物で説明不足なとこもあり
ある程度脳内で完結させなければならないことも多々
ナギと無限は同じ存在だったが
人間たちをみて絶望したのが無限
まだ期待をしていて救おうとしてるのがナギ
って感じでよかったのかな?
どちらも死ぬ事の無い高次元な存在
最後のハナがくだした決断
タケルへの愛
クライマックスは
少しデウス・エクス・マキナ的な感じだったけど
伝えたいことは今作のオチがどうこではない
この結末含め
劇中には現代社会の歪みを至る所にちりばめられているんですが人によっては胸に響いたり
直視できない場面も多いかもしれない
少しだけ誰かにやさしくしてあげよう
その行為自体は小さいものでも
みんながやれば世界のはじまりのきっかけになるのかもしれないから。
終わり"方"という捉え方も
あるかもですね!
こんな世界終わってしまえばいい
と思ってしまうような今の世の中
もしかしたら
終わり方も比喩してたのかもですね
その考え方なかったので
改めて私ももう一度みたくなりました!
「みんながやれば世界のはじまりのきっかけになるかもしれないのだから」心に残る言葉です。
最初「世界の終わり【方】」と思っていて、「世界の終わり【から】」と知って、この、映画の意味が(私にとって)とても深まったように思います。
レビューを読んで、もう一回見てみようかなという気になりました。