「石川県でやる意味があったのか」スパイスより愛を込めて。 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
石川県でやる意味があったのか
2023年劇場鑑賞126本目。
石川県オールロケということで石川県で舞台挨拶つき上映で鑑賞。わざわざ石川県最大の祭り百万石祭りの日にやらなくても・・・。まぁ毎年その日映画観てる自分が言うのもなんですが(笑)
舞台挨拶は上映前だったので、ちょっと嫌な予感はしました。上映後にやれば内容に触れたトークができるのに、当たり障りのない事しか言えない上映前に舞台挨拶する映画が面白かった試しないので・・・。
コロナウイルスみたいなパンデミックが起きて、カレーがウイルスに効くという噂で買い占めが起こり、日本そして世界からカレーが消えた世界。いや、そんなことあるか?買い占めで品薄にはなっても独自の購入ルートがあるカレーのお店が開けられないなんてことあるわけないと思うのですが。(スパイスの輸出も禁止になったらしいですがそれにしても)
なんやかんやあって一年ぶりにカレーを食べられることになるのですが、カレー好きが一年ぶりにカレーを食べる割にはリアクション薄いんですよね。カレー好きな自分には信じられない。また、出てくる家庭のカレーが豚肉ばかりなのか黄色いカレーしかなくて全然おいしそうに見えない。ビーフカレーの茶色い方がおいしそうな見えると思うんですが。
今石川県を舞台にした作品がスキップとローファー、放課後インソムニアと当時にアニメでやっていて、放課後インソムニアは近々実写映画にもなります。どちらも観ているのですがスキップとローファーはちゃんと石川県の人は石川の方言を話すし、主人公も東京の人と話す時は標準語、地元の人と話す時は方言と使い分けています。放課後インソムニアは少なくともアニメは全員標準語なので石川県アニメの感じはしないですね。
で、この映画も一人も金沢弁喋らないのです。金沢出身の田中美里も出ているのですが(舞台挨拶にも来た)一人だけ金沢弁で喋るわけにもいかなかったのか標準語でした。日本一人口当たりのカレー店が多い県一位の石川で撮影した意味も感じられず、なんかカレーと関係ない所でワチャワチャやってんな、という感想です。
まぁ晩御飯はゴーゴーカレーでしたけどね。社長も舞台挨拶来てましたが、半券持ってる人トッピング一つ無料くらいやってほしかったな(笑)