「スパイスって括りは広過ぎる」スパイスより愛を込めて。 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイスって括りは広過ぎる
カレーやスパイスが入手困難な世界で巻き起こる、カレーを愛する高校生達の交流とスパイス枯渇の真相をめぐる話。
ナーズウイルスという新型ウイルスが蔓延して2年、スパイスが特効薬かもというマスゴミの情報で、カレーやターメリック等のスパイスが市場からなくなった世界で、スパイスやカレーを沢山持つJKと友人達をみせていくけれど…こんな作品でもセクシャルマイノリティがどうとか普通って何?とか、そもそも恋愛要素いりますか?
登場人物の名前も1人だけスパイスをもじって後はどうでも良い感じだったり、わざわざ紹介した漫画家と書店員夫婦の設定も、息子の野球部設定も何にも意味がないというテキトーさ。
軽いテイストの作品だからどうでも良いのかも知れないけれど、最後は大臣秘書のお前に何が解るんだ?な間違いありません!からの、最初から親父はそうすれば…とか、もっと言えば特許とって開放するのが正解じゃ?とか怒涛のツッコミどころラッシュ。
それでいて遊び心みたいなものも感じないという…。
真面目に観ることを想定していないんだろうけど、何だか中味のない上っ面だけの作品という感じしかしなかった。
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