「全体的に雑。期待してた分悲しい。60点くらい」アイドルマスター ミリオンライブ! 第1幕 AXAXさんの映画レビュー(感想・評価)
全体的に雑。期待してた分悲しい。60点くらい
友人に勧められて鑑賞
ガラガラな映画館で2人ほど途中退席。何度か帰ろうと思ったが、何とか最後まで
まずは何より、このクオリティなら、アニメ化が少なくとも5年は遅い。遅すぎた
開始当初は個性的だったキャラクターたちが、10年たってどこかで見た事のあるキャラクターに見える
極論言えば他のキャラクターの劣化、パクリレベルになってしまっている
はっきりいって古い
少なくとも比較対象になる他のアイドルアニメ等と比べると浅いし個性を出しすぎ(尖らせすぎ、というか掘り下げが足らずに、表面的な部分のみ描写するしかないため)ているように感じて余計にそう思う
ただ、ここははっきりいってアニメの構造上の問題だと思う
一気に35+2名を出演させるのは明らかに無理がある
そのため、いくつか無理が生じてる
キャラクターに出番や個性を出させるために、イベントが無理やり進行して見ている側が全く共感できないしついていけない
そもそもツッコミどころが多すぎる
作品がアイドルの人形遊びになっているけれど、制作側が人形の数に振り回されている
そもそもいくつかのセリフと描写が雑
ある程度のキャラクターは分かってはいるが、媒体、ゲームによって設定や性格が多少違ってくる
少なくともミリシタとアニメの世界線はやや異なるため、キャラクターのバックボーンによって発言や性格に影響が出ているだろうが、そこが浅い。描写が足りない
この原因は明らかに人数過多
でもまぁ、
シャニマスのトータル人数、デレアニのメインのキャラクター人数でも多いくらいであるのに、1クールであの人数は無理。誰がどうやってもああなる。
ただ、セリフ回し・展開が雑。明らかに尺が足らないのにテンポが遅すぎる
ご都合主義とかじゃなくて雑、
細かいツッコミどころを放置して強引進めるにしては無理があるし、何よりテンポ悪すぎる
さらに言えば説明パートが少なすぎる。アイドルたちの置かれている状況が全然分からない。作品ごとに違うのだから描写して欲しかった
細かいけど最初のソフトボールの未来のバッティンググローブ逆でしょ
助っ人だから分かってないのか、それともミスか。あの時点でちょっと構えたよ
作品には直接関係ないけど個人的に
出演声優陣が有名になりすぎて他のキャラの顔が出る
横山奈緒、(病気もあったので仕方ないとはいえ)田中琴葉、高坂海美、松田亜利沙、篠宮可憐辺りのcvに変化が生じてる
久しぶりに見てびっくりした
時の流れを感じた
そして1番の個人的問題点2つ
1つ目はプロデューサーについて
地味すぎる。個性を出せとは言わないが、アニメでしか描けないプロデューサーなんだからもう少しストーリーに必要なポジションにしてやれよ。ミリシタのPぐらい影薄いじゃねえか
あとどう見ても過労死するだろ。赤羽根P不思議に思えよ。あんたも大変だった過去あんだろ
2つ目オーディションについて
あの場面でなんだあの表現は!いやそれはいいんだよ。プロデューサーがそう見えたって言う表現ならまだわかる
なんでアイドルたちにも見えてんだよ。急にファンタジーになるな!!!!!
あれがプロデューサー視点でそう見えて、未来と静香を合格にさせるならまだ分かる
ただそれだとあまりにもご都合主義すぎるから、赤羽根Pあたりが、『最後は良かったけど前半が…』とでも言って、プロデューサーが『僕にはあの子たちがみんなと手を取り合って踊ってる姿が見えたんです!』とでも言って、若さと勢いと運命を描写すれば良かった
そうすればあの二人が主人公格なのもストーリー的に成立するし
アイドル達にも幻覚が見えて、挙句の果てには合格です!ってやりすぎだろ。前半の失敗は?あと失敗パート長すぎて評価逆転するところが不自然すぎる
そもそもいきなり合格にする権限あるのか?
ん?ってなるシーンを極力減らして行かないと雑に見えるし、粗が目立つ
あそこは序盤の山場だろ。雑に扱うなよ……
少しセリフあるだけで印象変わるのに……
結論としては
構造的に無理がある、アニメ化が遅すぎた。
細かい粗が目立つ、展開キャラクターの扱いが雑
点数としては60点くらい
アイマスじゃなきゃ見ないけど、クソアニメでは無い
アイマスとしては面白くない
近年の推しの子ウマ娘アイカツなどと比較すると相対的に評価が下がる
3Dかつ待たせた事実をひっくり返せるほどのクオリティでは無い
というか劇場に金払って見に行くほどでは無い。普通にテレビでいい。そもそも序盤これだと新規途中で切るだろ
そんなに悪くは無いが、期待していた分はっきりいって残念
動いてるだけで満足できる人にはいい作品だ思う。