「アニメの歴史の転換点かもしれない」アイドルマスター ミリオンライブ! 第1幕 アミカはまるさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメの歴史の転換点かもしれない
観た方が良い人
・アニメに抵抗は無いがアイドルものには抵抗のある人
・3Dアニメに抵抗のある人
・なろう系に飽きてアニメにちゃんとストーリーを求める人
観ない方が良い人
・特になし
非常に良い
・キャラクターの扱いが上手
キャラクターの深いことはよくわからないのでその件に関しては他の人に任せる
私が感心した点は色んな子に印象的なシーンがあるという点だ
それも不自然なく
基本的には静と動を体現したような2人の女の子を中心に物語が展開される
印象的には8割の時間はその子たちが映っていたのではないだろうか
しかし他の子がモブだったかというとそうではない
「名優はひと言だけで印象に残る」
という格言のように、印象に残るのに映っている時間は関係ないのだ
一瞬で人の心を奪う
むしろそれはアイドルの必須要件なのかもしれない
心に残るシーンが沢山あるおかげで約120分が
もの凄く短く感じたのに、思い返すともの凄く長くなる
という不思議な現象に陥る
ちなみに先ほどの格言は私のオリジナルである
・3Dが非常に自然
私は3Dのアニメが苦手だ
評価の高い3Dアニメを見ても「3D感」に気を取られイマイチに感じてしまう人間だ
生きている感じがしない
絵描きの熱を感じない
だから心が動かない
しかしこのアニメは違った
この女の子はたしかに画面の向こう側で生きている
静香という女の子がいるのだが、この子が特に凄い
先ほど述べた「静と動」の静の方だ
よくわからないがとにかく凄いのだ
物語の中盤のとあるシーンで思わず「がんばれ!」と言ってしまいそうになった
数十分前に出会ったばかりの子だ
思い入れがあるわけでもない
あのシーンはこの子を通して自分を見ていたのだ
深くは言えないが、大切なものほど近づけなくて
大事に思うからこそ上手くいかない
そんな経験は誰しもがあるだろう
私にもある
そんな自分に対して彼女という鏡を通して「がんばれ!」と思う
これがこの映画を見終えた後の幸福感の1つではないだろうか
そしてそれほど感情移入の出来る作画、ストーリー、セリフ、その他色んな要素が詰められているアニメであった。
アイドルマスター、超有名タイトルだが中身は知らない
今もまだキャラクターの名前をほとんど知らない
そんな私なのにこのレビューを書きたいがためにこのサイトに登録した
それほど衝撃的な作品であった
日本のアニメのレベルの高さを感じると共に
もっとこの作品が広まることを願って口コミを投稿させていただきます。