「何がなんでも映画館で観るべし。」タイタニック　ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター　お水汲み当番さんの映画レビュー（感想・評価）

今回は3D化されたのだそうで、観に行きました。
もともと2Dで撮影された映画なので、二人が奥行き差のある構図で話すシーンでは、こちらを向く人物の視線が、手前の顔とは別のところに焦点を結ぶような感じに3D化されており、これだけは欠点かも、と思いました。
が、欠点はこれだけかな。
すばらしい出来映えだったです。

私が映画館で観るのはほぼ25年ぶり。
25年間で、ここまで映像がクリアになったというのも驚きですし、自分が25年間でいかに涙もろくなったかも思い知らされました。25年前の映画館は狭かったけど、いまや王様のようなフカフカのソファに座って映画を観れる。
25年の進歩はすばらしいなと実感しました。
私の英語の聞き取り力も、あきらかに25年間で向上したことが実感できましたが、25年たっても｢感動する心｣はちっとも色あせていなかったことも誇りに思えた点でした。

たぶん25年前には乳幼児だったような観客層が思いのほか多かったのですが、満員の映画館の中で、みんな、ほんとうにみんなが感動にくれている、そういう映画館の空気感というのは、ぜひとも一生に一度ぐらいは体験してみるべきものだと思います。