「白杖で探る世界」目の見えない白鳥さん、アートを見にいく 大樹さんの映画レビュー(感想・評価)
白杖で探る世界
白鳥さんと出会う人々は
彼とともに過ごす時間を少し興奮気味にキラキラと語る
当の白鳥さんは
穏やかに微笑んで飄々と漂っている
誰にも絡め取られることのない凛とした空気をまとって
ひとり、街を散策する白鳥さんを観ていたら
白杖の先で触れているのは
地面ではなくて世界なんだと思った
私たちはどうしたら
ただ ともに
対等に出会うことができるんだろう
そんな思いがふつふつと沸き立った
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