劇場公開日 2023年3月18日

  • 予告編を見る

「赦すこと赦されることの多様なことよ」赦し カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0赦すこと赦されることの多様なことよ

2023年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

被害者その関係者が赦す者ではなく、
加害者そしてその家族が赦される者ではなく、
その時期、その事実の縁起により両者は逆転してしまう。

最終的に、
誰が損したのか?
誰が得をしたのか?
(それを考えるのも面白いことになる)

強かに生きる、女々しく生きる。

あーあー
あーあー
あーああ

ああーー

ラストのハミングが生きる縁起の深さを響かせる。

そう、
監督の出生国を観て鑑賞したが期待に応えてくれた作品であった。

娘を殺された元夫婦と、
犯行時に未成年だった加害者女性を通し、
赦すというテーマを大乗的に挑んだ裁判劇。

日本在住のインド人監督アンシュル・チョウハンが監督を務めた。

追伸
キャストなどのテロップはアルファベットですが、
映画は日本語です。

カール@山口三