大阪古着日和のレビュー・感想・評価
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さらば青春の光
さらばファンなので、映画という形で今作が公開されるのは嬉しい限りです。上映規模が小さいので、近くで公開されるかな?と思っていましたが、近くでやっていたのでありがたく鑑賞。平日の昼間でしたが、結構人入りが良くて嬉しかったです。
今作の物語はとてもシンプル、大阪に訪れたさらば青春の光の森田哲也が古着を買い、出会った女性にときめき、美味い飯を食い、笑いを掻っ攫う。
3日間という短い期間での何気ない出来事ですが、それがとても居心地の良いものになっていました。
森田さんには足元にも及びませんが、自分もそこそこの古着好きなので、そのワンポイントには痺れるよなぁとか、その年代ものが行った店にあるのは喜ばしいよなぁと共感するばかりでした。しかも目の付けたものに限ってめちゃくちゃ高くて悩んで買わずに店を出る。自分もこれを結構してしまうので、店員さんに申し訳ない…と思うのですが、森田さんの場合コミュニケーションを働かせて人脈を広げていく、そして物語が少し動き出すというテンポの良さも良かったです。
飯もまた美味しそうで、森田さんの実家の蕎麦屋さんやうどん屋の料理、カフェのオムライスと全部ヨダレ垂らしてしまうレベルで美味しそうでした。
本業のお笑いもしっかりあって、普段はほぼコントのさらばですが、今作では漫才師としてのさらばの姿が見れたのがとても新鮮でした。
"あるあるない"のネタ、しっかりと映画の中で辿ってきた道を漫才に落とし込んでいて、それでいて面白い、しかももうええわで漫才と同時に映画も締めるというなんというカッコいい終わり方。ここがとにかく痺れました。
ブクロさんはちょっとの登場で全てを掻っ攫っていく、この映画が上映されてる期間に何かやらかさない様に願うばかりです。
さらばファンなら絶対に観に行くべし、古着大好きな方々も観に行くべしな内容でした。もっとスピンオフがあっても良い気がする作品でした。
鑑賞日 4/24
鑑賞時間 11:50〜13:35
座席 C-1
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