大雪海のカイナ ほしのけんじゃのレビュー・感想・評価
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【滅びゆく世界の謎を追う、ポスト・アポカリプスファンタジー。今作は令和版”未来少年コナン”でもある。】
■雪海に沈む滅亡寸前の世界で暮らしていた少年・カイナと雪海の王女・リリハ。
2人は水を求め水源となる大軌道樹へ向かうが、そこにはビョウザンが率いる独裁国家・プラナトがあった。
2人は、人類のために大軌道樹を破壊しようとするビョウザンを止めようとするが、権力欲に囚われた彼は二人の前に立ちふさがるのである。
◆感想
・今作はテレビアニメの劇場版であるそうで、最初は登場人物の関係性など、良く分からずに鑑賞。
だが、観ていれば今作が”ポスト・アポカリプスファンタジー”である事は分かる。
・そして、少年・カイナと雪海の王女・リリハが、ビョウザンを倒し、大軌道樹を切り倒した後の展開は、”未来少年コナン”そのものである。
<今作は、滅びゆく世界の謎を追う、ポスト・アポカリプスファンタジーであり、令和版”未来少年コナン”でもある。>
妄想SFアニメ
昔、子供の頃に母に映画によく連れて行ってもらったが私の好きな宇宙ものや怪獣映画などは母は大の苦手、「空想科学映画は勘弁してね」とよく言っていたが、本作を観て母の気持ちが分かったような気がします。
アニメだから子供向けと思ったが理解不能でしょう、地表を覆った大雪海、温暖化とは真反対、氷河期のことかと思ったらそうでもない架空の設定、そもそも軌道樹って何なのか、海に大木が生えるなんて理解不明。生き残った人々が水で争っているようだが、水ばかりか食料はどうしているのか。船も何を動力としているのか分からないし大浮遊棒って柱は何なのか、いつの世でも人類が争うのは歴史のとおりだから闘いだけはわかるものの、なんで地球化できたのか理解不能、まさに作家性の強い独自の世界観、妄想SFアニメでした。
バルス!!
トドメはエヴ⭕️ンゲリオ⭕️だったとは。
この星はどんな進化で日本語を喋る人間が誕生したのだろう。
一秒でも争う、人類存続をかけたプロジェクトなのに、今更のファンタジーになっている。従って、全く緊張感が無い。
言うまでもなく、あのアニメをリスペクトしている。と言うよりもパクっている。
芋虫がプロントザウルスになっただけ。
多分、「ムーミン谷の冬」に出て来た「雪馬」をリスペクトしているね。
独自の世界観を作ろうとする努力は分かるが、あの会社の世界観を脱しきれていないうえに、複雑過ぎる。しかし、勧善懲悪に過ぎない。
1995年頃全盛の深夜アニメが好きな人はハマるかも?
今まで時間が取れずやっと見れました。面白かったです。
ラピュタ、ナウシカとレビューに記載がありますが、世界観は全く異なります。
演出アイテムは近しいですね。
とはいえ、言ってしまえばナウシカに影響を受けていそうな様々な作品の一つという印象はぬぐえませんが、エヴァやゼノギアスほど主人公とヒロインばっかりのセカイ系でも無く、東亜重工に制御された中で完結した感じでちょっと壮大感もあり、ある意味珍しいSF作品と感じました。
ナウシカのように昔の人の倫理観がバグってないので、作中の登場人物たちも結構みんな素直でいい子ばっかりです。
計画とその記録が残らなくなった世界で、口伝でなんとなくこんなこと言われているなんてじいさんたちから聞いて生活している人々ですが、重要なことを忘れてしまっていた人々。
なんやかんやあって一応の決着がついてますが、その後も口伝で何となく話が伝わって言った後、自然と何度か栄枯盛衰があったのち、2000年後はもしかしてインターネットでもやってんのかな?
と、静かに反芻する感じの作品でした。
もしかしたら、東亜重工本体が出てきて本来の目的が明かされハードSFになる、なんてことでも面白いですが世界観はぶち壊しですね。いい塩梅で情報開示をしてくれて想像を掻き立てられるスルメ作品と思います。
オマージュって
TV版見ずに見ました。
昔見た龍の歯医者ぽい感じなのかなと楽しみに見てみると、ナウシカとラピュタだった。
見終わって他の方のレビューも見ましたが、私はもっとオリジナリティが必要と感じた側です。
まるっきり新しいストーリーを考えだすのは難しいし、過去の作品やお気に入りの影響が出る(それを参考にしたりする)のも仕方がないことと思っていますが、ここまで同じなのはどうなのかなと。
カッコいいシーンでもアレと同じだし、印象に残るシーンとかストーリー上、大事な部分だけはご自身で考え絞り出したもので勝負しないと。
なんでもオマージュと言えば済まされる訳ではないし。
例えばナウシカをベースに作り直した作品と謳っているなら良いと思うのですけど。
世界観やメカとかのデザイン、ところどころ細かな設定もよかったのですが、、、でもそれも気になる点がちょこちょこあるなぁ。
ちょっと厳しい採点ですが、もっといい映画になったはずという感じもしてレビュー投稿しました。
制作者の熱量を感じなない凡作の極み。
令和のナウシカ
面白かったです。画面が綺麗でした。
東亜重工版ナウシカ
率直な感想はレビュータイトル通りです。
サブスクで前ストーリーを配信している(自宅にはテレビないです)のは、知っていたのですが、本作を観てから決めようとは思ってました。なので、なんの前知識もない段階で鑑賞。
・弐瓶勉がナウシカをやってみました。以上
・なかなかに不思議な世界観、環境設定が面白かったし、すんなり入れた。
・チネチッタの8番ホール、LIVE ZOUNDで観ましたが、音の作り方が最悪。中高音~高音域がザラザラ、キンキンで耳障り。音響監督さんが設定されたようですが、大失敗です。雪の海という音を吸収する環境のハズなのに全く逆の設定は狙ったのか、どうなのか。
ということで、前ストーリーをゆるゆると鑑賞しています。前段階を知らなくてもすっと入れましたが、観ておいた方がより自然に頭に入ってくると思います。
物語の続き
原作者の漫画を昔、アフタヌーン誌で読んでいて好きだったので、TV版から一気に視聴
CGで描かれたキャラや風景は、中々良く、表情などが昔と比べてセルアニメに近くなったなあと感心した
でも映画版だけ綺麗になったとかはなく、ほぼTVのまんまのなので、映画の見た目については期待し過ぎは注意
TV版も怒涛の展開で、次々問題が起きていたが、映画版も同じように問題が起きる
最初の大海溝の緊迫感は中々高い
こんなの普通なら諦めてしまうようなところを果敢にも挑戦していく
ただ、その後いきなり安堵するまもなく攻撃される
ここは、アトランドとバルギアの確執が少し和らぐ間が欲しかったところ
その後も色々問題起きるが、確かに微妙に展開というか、物語の要素がアレやコレやをどうしても思い出してしまう
だが面白い
一緒に観てた人の意見としては、肝心なところが早過ぎて、どうしてこうなったかがわからなかったとのこと
つまり、元々太陽光?のせいで、天幕を作って、再生のための雪海なんだということが、早過ぎてわからなかったので、いまいち納得感がなかったとのこと
あと最後、ラスボスが余裕こいていたのが気になるそうだ
確かに、ラスボスの貫禄やキャラの良さは、ハンダーギル(バルギアの提督)にはちょっと負ける
声優、檜山の熱演が凄かったというのもある
あとラスト、もう少し全員がどうなったか?というのが知りたかった
短い時間でも色々わかる内容にはなっていたが、もう少し観ていたかったのが正直な感想
途中、少し省いて良さそうなところもあったので
色々書いてしまったが、もっと面白くなる要素が色々ありそうで惜しい
そして続きがまたあったら見たい、そう思わせてくれた映画だった
面白い
テレビ版を知らずに観ました
通りで唐突に話が始まるなあと思いました。
どこかで東亜重工が出るのかな?と思ったら期待を裏切りませんでした。
人形の国の連載があわてて畳まれたのはこの企画のためなんでしたかね。
遅まきながらテレビ版観ます。
しかしこの星を満たす泡はエナで、大樹は優しめのガウナで建設者は惑星改造用土木型の衛人なんですかね?
妄想掻き立てられます。
本編はこちら
テレビシリーズの後日談として描いてるのだが、こっちが本編なのかな。そのためのテレビシリーズだった様に思えた。
テレビシリーズでは触れるのだが謎のままだったこの世界がどうして出来たのかもしっかり描いててホッとした。
ただ冒険ものとしたらハラハラドキドキ感が弱かったです。
そしてもう少し切羽詰まった感も欲しかった。
ジブリに似ている的な批判は気にしなくて良い。とても面白かった
テレビシリーズの続きが描かれ、きちんと完結します。
ですからテレビシリーズを未視聴の人はこちらを先に見てから鑑賞が必要です。
感想を言うと、とても面白かった。
レビューの中にはラピュタ、ジブリに似ている等の、批判的なレビューがあるようですが、気にしなくて良いと思います。
私もこれらの批判的なレビュータイトルを読んで(さすがにレビュー詳細は見ませんでしたが)、不安になりながら見に行ったのですが、実際に見たところ「え?!、十分面白いじゃん!なんで批判されるの?」と思いました。
クライマックスシーンで見た目的に多少似ている部分があると言えばありますが、それも「弐瓶ワールド」に受け継がれる特長、東亜重工のテクノロジーの結集であり、「やっぱ東亜重工スゲーな!」と感嘆しました。
弐瓶ファンにはたまらん展開でした。
製作のポリゴンピクチャーズはやっぱり素晴らしいです。
最近は全編CGアニメも増えてきましたが、モーションキャプチャーを使わずに人間の動きが全く違和感なく動かせているのは、日本ではポリゴンピクチャーズのみではないかと思います。
他のCGアニメ会社では、人間の動きに何か違和感を感じます。
そういう面も含めて映画館に行って良かった!と思える映画でした。
ベタな展開だけど好き、フォントが嫌い
高橋李依が良かった
面白い設定ではあるが既視感がすごい…
テレビアニメの完結編なので先にテレビ版の視聴推奨。
設定は面白いところもあるのだが、既存の作品を彷彿とさせるところが多い。
ナウシカ、メイドインアビス、ワンピース、バイオハザード、ラピュタ…
もうちょっと独自性は出せなかったか。オマージュでも目新しさが足りないのはマイナス要素。
登場する生物の種類も少なく、上に挙げた作品のような生態系の壮大さ、世界観の深遠さも感じられず…
テレビ版の話になるが、天膜を旅する話にした方が独特の世界観が生きたのでは。
設定のチグハグ感も気になる。
水不足という設定だが雪、海が当たり前に出てくる。普通の海とは違って人が浮かばないので水とは違うのだろうが、口に含んでも問題ないようだし渇きを感じない。
何かあるっぽい匂いを漂わせていたリリハのネックレスもあやふやなまま。
チェックシステムはあれだけ高度なことができるなら問いかけるぐらいするような…?
ストーリー自体はサクサク進むし、悪役も割と話を聞いてくれるし(笑)、終盤は熱くなる展開ではあります。
あと3倍ぐらい世界観とカイナのキャラを煮詰めたら傑作になったと思う。
最後、雪海馬はどうなったのだろう…?
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