「タイトルなし」ピアニストを待ちながら kazuyukiさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
久々に映画に振り回される体験をしました。
こういうのが自分が「映画」と呼んでたものなんだけどな。
今年映画館で初めて脳みそ使ったかもしれない。
「関心領域」みたいな事なのかな。自動ドアを開けると早稲田の運動の音が聞こえてくる、という。
お芝居が"演劇的"と"日常的"を分けられればよかったような気もするし、故意に全て"演劇"なのかもしれない。
ルックが美しいカット連発。長い移動のカットが見たかったなあ。
主役の顔を捉える事を避けて話を進めていたらどうだったんだろう。
やっぱりカタルシスが欲しいな。
何にせよ、映画見て久々にこれだけ思えた時点で「映画」をちゃんと見ました。
世の中 理解とか共感とかばっかりで、俺はもうお腹いっぱい。映画は芸術だもの。
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