「ライブではなくライビュでした」劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD かるーあさんの映画レビュー(感想・評価)
ライブではなくライビュでした
5~6年前にアイナナにハマっていたので、予告を観て懐かしくなり観に行きました。ゲーム本編は4部の途中でやめており、アニメは2期まで視聴済みです。
長らくアイナナからは離れていたこともあり劇中の歌はほとんど初めて聞くものばかりでしたが、それがかえって新鮮に感じられて楽しめました。
特にズールの曲『ササゲロ』の破壊力は半端なかったです。「俺は重いぜ?」に耐えられた方はいるのでしょうか??私は無理でしたね、あの声に堕ちました。
本編では良い印象がなかったグループでしたが今回のライブで印象が良い方向に大きく変わったので観に行って良かったと思います。
さて今回はライブ映画とのことでしたが、正直なところライブというより【ライビュ】なのかなと思いました。
会場にいる観客の一人にしては距離感があるように思いましたし、観客を撮しているところもあり、カメラワークからしてもライブの映像を映画館で観ている感覚がありました。
一番気になったのはアイドルたちと目が合わないことです。合ったかなーと思っても一瞬でカメラが切り替わり、せっかくのファンサも抜かれず…。それがリアルだと言われるとしょうがないのですが。それにしても目が合わなすぎる。(もっと…もっと目線を下さい!!)と何度心の中で思ったことでしょうか。
リアル感を出したいのは分かるのですが、なんだか中途半端…どっちつかずな気がします。
個人的にはあくまで二次元のアイドルを観にきているので二次元でしかできないステージ演出やカメラワークを取り入れても良かったのではないかと思います。
せっかくモデリングや動きが滑らかで綺麗なのに微妙なカメラワークでアイドルたちの魅力が落ちてしまうのは勿体ないです。
あとこれはアイナナから離れており事前に復習をしなかった私も悪いのですが、顔は分かるけど名前が思い出せないモヤモヤ感を残したままライブを観ていたので一人一人の自己紹介をグループ紹介の時に入れてほしかったです。
MCでも思ったのですが、特に完全初見な新規さんには着いていけない内容かと思いました。彼らがここまできた過程を知らない側からすると???な話をするところや演出があり、なんだか蚊帳の外だなー…と感じたのでもっと間口を広げた方が良かったと思います。
他にもアイドルよりも前に出るバックダンサーや旅要素がよく分からなかったMCのことなど気になるところはありましたが、全体的にはまあ良いライブではあったなと思う出来でしたので次回作に期待してます。
DAY1はまたいつか機会があれば観ようと思います。