「期待外れと多幸感」劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD らいかんすさんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れと多幸感
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(もともと、コンテンツは知っていましたが、ストーリーは途中までしか追えてない、という状態で鑑賞してのレビューです)
映像の質とCGの作り込みはさすがで、ぜいたくで、重厚で、豪華な衣装を着たキャラクターが歌っているのは、単純に楽しめました。
期待外れと書いたのは、カメラ(?)目線やファンサみたいなものの少なさと、カメラワークの切りかわりのはやさです。
自分と同じように、「好きなキャラクターを観に来た」という人には、たぶん物足りないと思います。
個人的には、気に入った曲がライブ用に短く編曲されていた点も、(リアルライブや歌番組でもままあることだとは思いますが)マイナス印象でした。
MCに時間をさくなら、曲をフルで、もしくは、(コンテンツを知らない人のためにも)自己紹介か衣装を見せてくれるシーンのほうがよかったかも知れません。MCに(映画外のストーリー)本編の内容を盛り込み過ぎのような。
双子の歌も、ちょっと唐突に思えました。
それでも、(衣装や髪型を含めて)アイドルの存在自体の放つ光輝というか、アイドルコンテンツらしいきらきらしさはあったし、16人で歌うPieces of〜の荘厳さは特別で、非日常の中にだけあるような多幸感を感じられました。
いろいろ書きましたが、総評としては、人を選ぶかなというのが正直な感想です。元々知っているのに楽しめない人も、知らないけど楽しめる人もいそうな映画です。
(ちなみに、自分は物足りないと分かっていながら、あの多幸感を味わうためにもう1回は行ってしまう気がします)
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