ジョン・ウィック コンセクエンスのレビュー・感想・評価
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区切りはついた。けれどまだ続く。
ドニー・イェンと真田広之、二人のアジア系アクションスターを迎えてのジョン・ウィック4作目。
3時間近い作品でありながらそのほとんどの時間でアクションし続けるボリューム感は驚き以外の何ものでもない。
実はもう、2作目からストーリーの方は全くといっていいほど理解できていない。覚えていないともいえる。
ある意味で、それだけストーリーなどどうでもいいということだ。
つまり、ギチギチに詰め込まれたアクションを楽しむアトラクションのような作品で、コチラとしてもそれが見たいのだからこれでいい。
個人的には前作「〜パラベラム」ほどの高揚感を感じなかったので、手放しで絶賛することはできないが、このシリーズの区切りといえるところまで完走出来た達成感はある。
しかし、人気があるうちはシリーズを続けると公言されているのでもちろんまだまだ見たい。
来年か再来年にスピンオフの「バレリーナ」があり、その後はどうするのか分からないけれど、キアヌには頑張って続けてほしい。
「バレリーナ」の主演はアナ・デ・アルマスだしとても楽しみ。
親日家(笑
1と2が最高に好きだったので期待していたが、初めて映画の視聴を途中で辞めた。
ここまで雑な日本が登場するとは夢にも思わなかった。
3の時はまだ笑う余地があったが、これで親日家など馬鹿にしているのかと言いたい。
妙な服装と化粧、偽物の桜、ゴテゴテした装飾の刀や鎧。侘び寂びなどかけらもない。
日本をよく知らない外国人が考えた「俺の中のクールジャパン」感満載だった。
ニューヨークもローマもそれぞれ趣ある素晴らしいホテルだった分、余計に大阪の雑さが際立った。
キアヌが親日家という情報がなければ楽しめたのかもしれないが、こんな金のかかった学芸会を映画館で見なくてよかったと心の底から思う。
ジョンウィック最終話
最後ジョンが死んだのは悲しいけどまあ漸く終わりを迎えることが出来たのかなという感慨もある。
階段上ってる時は転げ落ちるだろうなーと思って、本当に落ちて行ったので思わず笑った。
いつも通りジョンがボロボロの血みどろで暴力を振り回すので見たいものが見れる満足感がある。
真田広之のアクションがかっこいい。
若干の似非日本ではあれど、我々日本人が求める真田広之はこれだと強く思った。
そもそもほぼ喋らないジョンがコウジに対して日本語喋ってることに友情を感じてなんだかちょっと感動した。
ケインの最後は切ないが、タイトル通り報いを受けたという事で納得感があった。
バーバヤーガ、最後の復讐 そして伝説は、聖人へ。
亡き妻ヘレンから贈られた仔犬を、ロシアンマフィアお坊っちゃんの強盗に殺され、復讐。(1)
ある仕事の為に、イタリアンマフィアのお坊っちゃんと誓印を過去に結んでいて断れず、昔の知り合いを始末させられ、なおかつ、口封じの為に自分も始末されかかり復讐。(2)
その余波で、殺し屋会追放、懸賞金をかけられる。世界中の殺し屋達に狙われ、組織の首長に会い、組織に戻り、なんやかんやでビルから撃ち落とされ、復讐を誓う。(3)
そして今作。
これまた坊っちゃんに、狙われる伝説。
この1からコンセクエンスまでのジョン・ウィック世界でのスパンが短すぎる!
何ヵ月かしか経っていない!っぽい。
映画館で鑑賞した当時は、字幕しかなく不安だったが、あんまり台詞はないし、むしろ日本語が出てくるので、アクションだが、ほぼ問題なく観れたのを覚えている。
そんなガン・フーばっかりの本編だが、ストーリーもぶれずに、まさに初志貫徹なジョン・ウィック。自分の生き方に対するケジメ、というか3でも、いつかは誰かに殺される。と報いを受ける覚悟はある様子だった。だが只では死なず、やはり復讐をしてからという姿はカッコ良さを感じる。
ただ殺すだけではなく、今回は意味のある復讐を。
今まで、ジョン・ウィックの報いを受けていたのは、他のまわりの人達だった。
今作のラストは、そこにケジメをつける最高の答えだったように思えます。
殺し屋ではあるけれども、ジョン・ウィックの人の良さを感じる描写もスゴく良い。
大好きな映画です。
後半の
長い。 大阪のパートがダサすぎて観てるのが苦痛やった。 日本人の武...
長い。
大阪のパートがダサすぎて観てるのが苦痛やった。
日本人の武器は刀と弓と手裏剣ですか。
ホテルの品格も大阪だけ段違いに下品。
他の国の支配人は高貴な雰囲気やのに大阪だけ下衆なギャング団のボスみたい。
コメディ格闘シーンは継承。
ヌンチャクシーンは爆笑モノ。
謎の黒人がボビー・オロゴンにしか見えない。
みんな車に轢かれすぎ。
警察の存在しない世界のお話。
ついにラスボス編
何で警察来ないの?
凱旋門での戦闘シーンは一見の価値あり。
シリーズ4作目だが、相変わらずストーリーらしいストーリーは無く、ひたすら戦闘シーンが続く。ジョンが死ぬまで終わらないだろうと思っていたらこれで終わりとなった。今回印象に残ったのは凱旋門での戦闘シーン(これはスリルがある)と、シェパードの放尿シーン。もう少し短くしてほしかった。
壮大なスケールのシリーズ最高傑作にして完結編
・キアヌ・リーヴス主演による2014年(日本公開は15年)から続く『ジョン・ウィック』シリーズの第4作目。彼にとって、既に『マトリックス』シリーズと並ぶ一大人気シリーズに。
回を重ねる毎に更新されていくアクションと上映時間。第1作目は101分というコンパクトさだったのに対し、今作は何と169分という長尺。
日本版の副題にもある【コンセクエンス(consequence)=結果(作中では“報い”の意として度々登場)】という言葉の通り、今作では、ジョン・ウィックとこれまで彼に関わってきた者達、今作で新たに彼に関わる者達それぞれの行いに、様々な報いが生じていく。シリーズの集大成とも言える作品。
・前作のラストで、キングと共に主席連合への復讐を誓ったジョンは、早速首長への復讐を果たす。しかし、ジョン・ウィック抹殺を条件に、連合の権限を一手に引き受け、新たに主席連合の首領に就任したグラモン侯爵の策略によって、ニューヨークのコンチネンタルホテルを経営するウィンストンは支配人の権限を剥奪、相棒のシャロンは見せしめとして射殺されてしまう。大阪コンチネンタルホテルに潜伏しているジョンを抹殺する為、侯爵は彼の旧友であるケインを呼び戻し、部下達と共に向かわせる。
・今作は何と言っても、ドニー・イェン演じるこのケインというキャラクターが素晴らしい。娘を愛する盲目の達人という、決して字面では斬新さが伺えない設定だが、スクリーンに映し出される彼の人間性と戦闘スキルの数々に唸らされる。
杖を用い、足元をフラつかせながら周囲の状況を確認する危なげな様子に、観客は「オイオイ、大丈夫かよ?」と、一瞬不安になる。しかし、一度戦闘が始まれば、その磨き上げられた抜群の戦闘スキルで、襲い来る敵を次々と薙ぎ倒してゆく。特に、大阪コンチネンタルホテルの調理場での戦闘シーンが良い。壁や調理具にセンサーを取り付け、敵が通過すると音が鳴るというシンプルなトラップだが、音のした方向に適切な攻撃を加えて敵を倒していく様子が面白い。
また、あくまで娘の命を人質に取られているから侯爵の命令に従っているのであって、無闇矢鱈と殺生はしない様子(同じく旧友であるシマヅや彼の部下達への配慮等)が達人感を漂わせる。
極めつけは、ジョンを見捨てて決闘場所に向かえば確実に娘が助かるにも関わらず、刺客に襲われ孤軍奮闘する彼に手を差し伸べ、共に決闘場所である寺院に続く階段を上がっていく姿。「良き友であり、同時に最大の敵でもある彼は、あくまで正々堂々と決闘で倒す」という、ケインの武人としての誇り高き精神に、思わずウルッとさせられた。
そんな彼にすら、エンドロール後に正に彼らの生きた「殺しの世界」の“報い”がやって来るのだから恐ろしい。
クライマックスの決闘シーンで、ジョンと交わした「(ジョン)死にしがみつく者は、生き。(ケイン)生にしがみつく者は、死ぬ。」という台詞を体現している。殺しの世界から解放されたと思ってしまった彼は、間違いなくあの瞬間、生にしがみついていたのだから…。
・ビル・スカルスガルド演じるグラモン侯爵も、ステレオタイプながら絶妙な“権力に溺れるボンクラ”感が見ていて楽しい。よく主席連合の連中は、彼に権限を与えたなと思う。あるいは、クライマックスの決闘シーンで「実はメチャクチャ強かった!」というサプライズでもあるかと思ったが、そんな事はなかった(笑)
その徹底した小物っぷりが、演じるビル・スカルスガルドの演技もあって愛しささえ抱かせるのだから素晴らしい。
・今作は、ビジュアル表現の数々にも非常に力が入っていた。キューブリックを彷彿とさせる左右対称に拘って撮られているシーンは勿論、アクション映画であると同時に、象徴的なシーンの一つ一つが絵画の如く美しいのだ。
大阪コンチネンタルホテルでの死闘は、桜が印象的なホテルの外観、鎧甲冑や日本画をイメージしたステンドグラスの飾られた修練場、刀・弓矢・手裏剣、果てには力士の用心棒と、ハリウッドならではの“間違った日本感”全開のビジュアルが、日本人としては美しいと同時にクスリとさせられる。修練場でのアクションは、前作のクライマックスの戦闘シーンと重なる印象があるのもまた面白い。
他にも、侯爵に決闘の果たし状を渡しに行くウィンストンの背景に飾られている名画の数々。
背景にエッフェル塔を挟んでの、決闘の条件を話し合うカードゲーム。
夜明けの朝日が差し込む寺院での決闘シーン。
これらを劇場の大スクリーンで存分に体験出来るのだから、非常に贅沢。
・アクションに関しても、既に4作目であるにも関わらず、尚も新しい引き出しを提示し続けてくれて、観ていて飽きない。
寺院に向かうジョンに襲い掛かる刺客達との凱旋門でのバトルや、改装中の建物内での、大スクリーンで観ているにも関わらず、どこかミニチュアを真上から眺めている感覚に陥るワンカットガンアクション。寺院に続く階段での、倒しても倒しても次々と刺客が現れるゲームステージのようなバトル。
また、ジョンの確実なヘッドショットによるトドメをシリーズ通して最後まで貫き通す姿勢も非常に好感が持てる。
・今作のラストで、遂に伝説の殺し屋、無敵の男、ブギーマン、ババヤガと、多くの尊称(愛称)で表現されてきたジョン・ウィックも、遂に命を落とす。数え切れない殺しを経てきた彼も、遂にその“報い”を受ける時が来たのだ。今際の際で脳裏に浮かべた“愛する妻”の元へ行けたのかは、墓前でウィンストンが語るように「分からない」。
というか、本当にこれで彼が死んだのかすら、実際の所は分からない。だが、エンドロール後に我々観客に突き付けられたクールなラストが示すように、例え生きていたとしても、「一度でも殺しの世界に足を踏み入れた者に、安息はない」という事に変わりはないのだろう。
個人的には、今後スピンオフが控えてはいるが、ここで一度シリーズを畳んだのは英断であったと思う。ジョン・ウィックの紡いだ物語の集大成として、その結末として、本作は非常に満足度の高い景色を魅せてくれた。
ところで、あの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のグルートみたいなキャラクターは、一体何だったのだろう…?(笑)
組織がダサい
3時間弱でアクションだけのスッカスカ映画
1作やかろうじて2作目まであった裏社会や組織の不気味さ底知れなさが微塵も感じられない。
あんだけ不意打ちでも何十人から撃たれようとも一発たりともかすりもしないとか無理だって。
組織はいちいち佇まいが仰々しいだけでダセえ伯爵とか取ってつけたように新しい決まりが出てきて恥ずかしい。
またオオサカコンチネンタルは相変わらずのそうじゃないジャパンオンパレード、食材名が漢字で書かれた大型冷蔵庫を開けると普通に銃や刀が収められていたところで自分の中の何かが切れてしまった。とんでもなくカネはかかってる事だけはわかるけど感想なんてない。
安心して見ていられます
大好きなシリーズだった(過去形)
まだまだ続くのかな・・・
組織を抜けた主人公が、組織が差し向けた追っ手と激闘を繰り広げる物語。
人気シリーズ「ジョン・ウィック」シリーズ第4作。
前作に引き続き、各種アクションのテンコ盛り。序盤からアクションが息つく暇もなく続きます。
ただ、悪く言えば、「それだけ」の映画。どんな素晴らしい料理も、同じような味を続けざまに出されたら飽きるのは当たり前のこと。この映画は「飽き」を通り越して「ゲップ」迄出てくるレベル。流石にやり過ぎです。
この映画は、真田広之とドニー・イェンが共演。アクションの迫力と緊迫感に大きく寄与しています。
特に、真田広之の殺陣は素晴らしいですね。勿論、年齢を重ねて激しいアクションは出来なくなっているのですが、それでも姿勢や所作の美しさで見栄えを良くしているのは流石でした。
私的評価は普通・・・ですが、真田さんが出演しているので、かなり甘めです。
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