「オレンジ色の決着(Consequence)」ジョン・ウィック コンセクエンス しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
オレンジ色の決着(Consequence)
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ジョン・ウィック・シリーズ第4作。
Netflixで鑑賞(吹替)。
史上最強のババヤガ、ジョン・ウィックの戦いはいよいよ最高潮。シリーズ最長の上映時間2時間49分の間、殆どがアクションシーンと言っても決して過言では無い。
キアヌ・リーブス対ドニー・イェン、真田広之対ドニー・イェンなど、アクション映画好きなら一度は妄想したに違いない至高のドリームマッチが、胸を熱くし心を滾らせる。
バトルフィールドにも趣向が凝らされていて飽きないし、シーンの構図ひとつひとつが洗練されていてカッコ良い(建物内の戦闘を俯瞰で捉えるショットがイチオシだ)。
オレンジ色を画面の色彩づくりに多用しているのも見どころで、まるで絵画のような美しいシーンにも惚れ惚れした。
これはもはや芸術の域に達しているであろう。「アクション芸術」と云う名で文化遺産に登録して欲しいくらいだ。
まさかの結末に呆然とした。だが、心のどこかで予想していたような気もする。ジョンよ、あなたは本当に頑張った。
自身で運命を切り拓いたのだから。過酷な戦いの果て、あの世で愛する妻と幸せに暮らせていることを祈るばかりだ。
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