「もうこれは・・・」ジョン・ウィック コンセクエンス mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
もうこれは・・・
これはもう稼いだ金をすべてぶち込んで、監督の個人趣味全開の映画である。鈴木清順、勝新太郎、北野武、ブルース・リーにジャッキー・チェン、武器のオンパレードに特殊部隊の野営殺戮法を含むあらゆる接近戦の関節技、マーシャルアーツ、忍法(笑)、カンフーなどやりたい放題。しかもその運動能力たるや日本の漫画でも加速装置なしでは到底対応出来ないような動きに生身の肉体で対応するセンスオブワンダーに加え、📖超犬リープ並みの犬や、🎦エリートや📖シンゴなどのミュータント系の桑田次郎の作品や石森の改造人間系に精通してるかのようなアクション、これはもう日本サブカルへの最大限のオマージュといって良い。背景には歌川国貞や豊國、相撲レスラーに梅田駅に道頓堀(相変わらず🎦ブレードランナーの拡大版だが・・)、パリロケではルーブルのドラクロワやジェリコーの前で演技させ、舞台はユトリロの立つ写真で有名なモンマルトルの階段、ここではまさかの🎦蒲田行進曲である。上った先の夜明けのパリ左岸の風景は、きっとミッシェル・ドラクロアのパリ眺望を思い浮かべることであろう。かくも絵画的要素を盛り込んで映像画面を彩った監督を僕はあまり知らない。特にかようなアクション映画ではなおさらである。さぁ思う存分楽しんで行こう。あっと、忘れていけない🎥AKIRA のオマージュもふんだんに。
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