「良くも悪くもメインディッシュばかりの料理」ジョン・ウィック コンセクエンス さうすぽー。さんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもメインディッシュばかりの料理
良くも悪くもメインディッシュばかりのコース料理(もしくは闇鍋)。
不満はあるけど、何だかんだで痺れた!(笑)
今作は遂に主席連合との対決なので一先ずの区切りは付いたと思います。
今作でもコテンパンにやられてるキアヌ・リーブスですが、それでもアクションにバリエーションがあります。バラエティー溢れていて面白いですね。
特に前半の真田広之とリナ・サワヤマと戦った大阪編は彼らの部隊が弓で戦うのがハリウッドのトンデモジャパン感がありながらもカッコいいし、ドニー・イェンは盲目というハンデを駆使して策を練って戦うのも面白いし、彼自身もアクションに長けているので見ごたえがありました。
ちなみに、ヌンチャクの使い方面白過ぎん?(笑)前半はヌンチャクで戦う場面が一番面白かったです。
あと終盤の階段のシーンもリアルではないけど凄まじいです!
ドニー・イェンや真田広之の演技やアクションも良かったのですが、演技面で良かったのは実質ラスボスのグラモン侯爵を演じたビル・スカルスガルドです!
彼は顔立ちが整ってるけど若干強面なのか、冷酷な悪役が非常に似合います。今作といいITのペニーワイズといい、彼は今後も印象的な悪役を続けていってほしいです。
ここまで褒めてますが、ぶっちゃけ長いです!!
アクションは本当に沢山堪能出来て満足度は非常に高いのですが、こんなに長くしなくて良いし、アクション重視の映画で3時間はやはり胃もたれします。
結局僕らが今作で味わってるのは、ずっと前菜が少な過ぎてメインディッシュばっかり味わうコース料理です。
ジョン・ウィック達の会話シーンも「この場面いる?」という所も多かったし、それを頑張って削ってほしかったです。
とりあえず一旦完結したような内容でもあったので今後は作らなくて良いと思います。
というか、綺麗にまとまったんだからこの状態で終わりで良いです!!