劇場公開日 2023年9月22日

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「間延び感のない169分」ジョン・ウィック コンセクエンス toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0間延び感のない169分

2023年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

RRRやM:I最新作のように今年は長い上映時間の当たり年?長いと
・トイレの心配
・映画のはしごをするとき1本目に長いのを観てしまうと2本目は
 お腹いっぱいの状態で追い飯のようになってしまう
こんな悩みがある。それがなければエンタメとして自分はOK。
ちなみに今日は1本目にイコライザー THE FINAL(109分)、
2本目に今作(169分)の順番で観た。60分も違うんだ😮
どちらも超人的な主人公のアクションが見物だが好みで言うと
今作ジョン・ウィック コンセクエンスが上。

2本の映画はそれぞれ原題がThe Equalizer 3とJohn Wick: Chapter 4
なのにわざわざ日本独自の題を付けているのが面白い。

今作はFINALとは謳っていないものの、内容的にはこれが最終章に
なっても納得できるものだった。最近は俳優自身が製作者に名を連ねる
のが普通になってきている。今作もキアヌ・リーブスが製作総指揮に
加わって納得のいくものを作り上げた、そんな手応えのある作品だった。
ジョン・ウィックとして完全燃焼したいと言うか、出せるものを
出し切ろうという熱量が伝わってきた。

アクションシーンは、最近はこのシリーズに影響を受けたであろう
作品もよく見かけるがやはり”本家”だけあって追随を許さない。
上映時間のうちアクションシーンが何分間あるのか知らないが、
様々な武器を使ったり、格闘の技なども様々で単調にならない工夫が
随所に見られる。弾丸が無尽蔵に撃てる訳ではなく補給が必要だとか、
体格面で不利な女性の闘い方とか、細部まで丁寧に描かれている
感じがした。

観る前は究極のアクションに特化した単純明快な映画だろうと思って
物語に特に関心を持っていなかった。しかし思った以上に人物の因果が
描かれていて話の展開にも引き込まれた。脚本が良かった。

あくまでもスクリーンの中のファンタジー。その業界独自の掟があって
行動基準となっている。業界人チャンネルのDJが賞金額を放送するとか、
どれだけ大騒動になっても民間人に犠牲者が出ないとか、警察が物語に
絡んでこないとか、シリーズの約束事が踏襲されていた。

アクション映画の日本人役として第一人者となった真田広之、長編映画
初出演リナ・サワヤマの扱いも丁寧。さすが親日家キアヌ・リーブス。

IMAXで鑑賞して正解だった。音の迫力が最大限に感じられた。

toshijp
toshijpさんのコメント
2023年10月9日

AKF-RHOOさん、コメントありがとうございます。僕自身は                ゲームはやりませんがゲームの実写化は今までもあって観る側は            そのファンタジーを楽しんでいました。そして今度は実写映画の方が    ゲーム的な(非現実的な)世界観を描くようにもなった、という       ところでしょうか。ゲームが好き・なおかつ映画も好きな人であれば      違和感なく受け入れられそうです。

toshijp
AKF-RHOOさんのコメント
2023年10月9日

toshijpさん こんにちは
映画の描き方、楽しみ方は、ボーダー(枠を超え、非現実など)出来る今、このような徹底したゲームの世界に寄りそった映画が多々出来てきて楽しめるようになりましたね。いろいろなエンターテイメントの枠を超えた作品も、SFではない実写の様な作品の一つになりました。
とはいえ、脚本もしっかりしてました。
次なるストーリー、考えてるらしい事、何処かの記事に書かれてました。次なる展開があるかもです?
今後も、宜しくです。ありがとうございました。

AKF-RHOO
toshijpさんのコメント
2023年10月9日

ゆきさん、コメントありがとうございます。本当にこれが最後に                 なるのか気になります。スピンオフが有っても良いけれど。

toshijp
ゆきさんのコメント
2023年10月8日

こんばんは。イコライザーからのJW/Cとは!!ガッツありますね!私は午前中2時間美容院で、インターバル20分で本作鑑賞という状況で、お尻が四角くなりました(^。^)
仰る通りで、キアヌ様の「出せるものを出し切ろう!」という熱量!凄まじかったですよね。みんなを楽しませよう、驚かせようという心意気を感じました。そしてアクションシーンはさすが「本家」!!単調にならない工夫、私も感じ取りました。ヌンチャクも見事でしたね♪さてさて本当に今作が最後だったのか。。
気になりますね(^。^)

ゆき