「初ジョン」ジョン・ウィック コンセクエンス LSさんの映画レビュー(感想・評価)
初ジョン
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シリーズ通じて初見。「JM」のキアヌが好きなのと(向こうもジョンだ)、日本が舞台ということで試しに。
冒頭はどういう設定なのか分からず、砂漠の場面やホテルの砂時計を見てVRか平行世界なのかと想像した。が、次第に、別に分からなくても問題ないということが分かった。
ハイテーブルという支配者たちがいて、それに従ったり抗ったりする強い人たちがいる。それで、殺して殺して殺しまくると。(真田広之がわざわざ「できるだけ多く殺していってくれ」と言ってて笑う)
それでもドニー・イェンの痺れる戦いぶりのように工夫が凝らされていて、長尺が気にならなかった。最後の寺院での決闘はよいプロットだったが結末は物悲しい。
一番新鮮だったのはパリの建物内の戦闘シーン。真上からの鳥瞰で自分も敵も壁仕切りまで映っているというのはゲーム的かと思うが(自分が思い出したのはMGS(古い))、現代だと自分の戦いを(もしかしたら死ぬ瞬間も)第三者がドローンや衛星で監視しているというのは現実なんだなと気づき驚く。
大阪のシーンは(パリが凱旋門を含む素晴らしいロケだったのに比べて)ほぼセットで残念。人工的造型でも「ブレット・トレイン」ではトンデモ風味の付加価値があった日本描写が、生真面目につくっている分面白味に欠ける感じか。「ブラック・レイン」の大阪を超えるワンダーに出会いたい。
キアヌはJMの頃と変わらないと思った。(RAMダブラーで鼻血!)
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