「(おそらく)完結編にふさわしい圧倒的アクション」ジョン・ウィック コンセクエンス とみしゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
(おそらく)完結編にふさわしい圧倒的アクション
こじれにこじれたジョン・ウィックと首席連合との対立。
一体どうやって決着させるのだろうかと興味深く観ていた。
おそらくは本作でいったん終結するはずのシリーズ。
ゲストがとにかく豪華。
ハリウッドの第一級アクション映画でドニー・イェンと真田広之のバトルが見られるだなんて、思いもよらなかった。
サブタイトルのコンセクエンス=Consequenceは「報い」という意味。
元はと言えば、ジョンの愛犬を無闇に殺してしまったマフィアの無知、無謀から始まったわけで。
当のマフィアはまさに自業自得だったわけだけど、いったん目覚めてしまった最強の殺し屋を周りが放ってはおかなかったわけで。
気づけば、とんでもない数の屍がジョンの後ろに続くことになってしまった。
ジョンが目指す場所はどこなのか?何が目的なのか?
首席連合の闇は深く、それこそジョン・ウィック以外のサーガが作られてもおかしくはないだろうし、実際にスピンオフが制作中との報道もある。
とてつもない報復の連鎖の果てに、本作のエンディングでジョン・ウィックがどうなるかは観てのお楽しみ。
これまでのアクション映画をさらにアップデートするような、強烈かつ斬新なアクションの連続。
キアヌ・リーブスのアクションは、いい意味で荒々しいところもたくさんあり、ジョンの心と身体の痛みが存分に伝わってきた。
そして、本作はやっぱり犬映画だったんだなと思い出されてくる描写も数多く登場。
(おそらく)完結編として申し分のない傑作になっていると思います。
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