「主席連合敗北の原因はたった1つ。それは犬好きを怒らせたこと。」ジョン・ウィック コンセクエンス フラレオンさんの映画レビュー(感想・評価)
主席連合敗北の原因はたった1つ。それは犬好きを怒らせたこと。
過去三作は映画館ではスルー。サブスクで一気見してファンに。今回の鑑賞に備えて、三作目をもう1回見たが、やっぱり笑っちゃうくらいのバイオレンスがツボで面白さを再確認。
前半の大阪シーンは、主人公がキアヌではなく真田広之と思わせるほど、彼の親子のシーンがメインで、エンドロール後のおまけへの伏線に。
ハリウッドならではの怪しげなニッポン風景も多少は気にはなったが、日本語はキアヌの「メイワクカケテスマナイ」以外は、問題なし。
ちなみに後のパリのシーンを見ると、大阪の繁華街や大阪城でガッツリバトルをしてほしかった。
三作目を見ていないと意味が分からないが「高性能防弾服」がすご過ぎて、銃一発がパンチ一発ほどの価値に。敵方は良しとして、ジョンのペラペラスーツも完全に銃弾を防御してて、もはやゲーム。
ゲームといえば、パリのシーンでいきなり天井視点でのシーンは完全にアクションゲームのノリ。思わず笑ってしまった。
凱旋門近くの自動車を使ったバトル、222段?のバトルとパリに入ってからは怒涛の展開。おなかいっぱいです。
ドニー・イェンはあえて触れる必要がないくらいの存在感で、盲目の設定を監督が忘れているのではないかと思うくらいの暴れよう。
犬好きの彼は、ジョンの懸賞金を上げ、かつ自分が獲得するためとはいえ、実質的な仲間じゃないか、と突っ込みを入れていたら、案の定、最後は犬好きが縁で完全にジョンのサポートへ。
ストーリーはあって、ないようなもの。難しい話は忘れて笑っちゃうバイオレンスを堪能。
長時間の上映が気にならないくらいのあっという間の三時間でした。