「ひたすら暗く・・・長い・・・。」ジョン・ウィック コンセクエンス レオンさんの映画レビュー(感想・評価)
ひたすら暗く・・・長い・・・。
人気シリーズ4作目。 が、暗く長い・・・。
中盤までは軽い睡魔が何度か襲った。 必然性のない戦闘アクションがず~~と続き、「そろそろ、もういいよ・・。」と感じたほどに。 それに全アクションシーンが夜か暗い屋内・・。 明るい戦闘シーンが "全くない" 作品は生まれて初めて見たかも・・。
エンドロールに、ビジュアルエフェクトやCGアーチストの名前が、マーベル作品並に大勢出てくる。
暗いシーンは安価に加工しやすい為で、対人アクションなのに、ほとんどの戦闘シーンがCG加工されているのかと疑心暗鬼に。
ロケーションの背景描写が、金のかかったゴージャスシーンが多いが、物語に必然性なく、そのシーンを見せる為の展開に思えて、ぐいぐい引き込むスリリングな展開には、ほど遠い・・。
暗いシーンに重くゆったりした台詞が響き、「おまえは眠くなる~・・・」と呪文を掛けられているのかと思える事も♪
それに真田さんの扱いが納得出来ない。 彼は「ラストサムライ」ではトムに殺陣のリアルさを指導し、「47RONIN」では、キアヌーから技術や人格の素晴らしさで "マスター" と呼ばれた人。 たとえ作中でも、卑怯な手には屈っする事はあっても、刀や剣の戦闘では最強の存在でなければならない! なのに・・・。
過去3作は、そのアクションが痛々しいぐらいリアルだった。 それも追手から逃げる、目的地までの移動と、必然性のある行動途中でのアクション。
そのアクションもアイデアが多々挿入されていて、それが今シリーズの魅力にもなっていたが・・。
今作は戦闘を見せる為に、わざわざ寄り道してる様に感じて、さらに終盤まで既視感が漂う。(背景以外)
走行中の車を避けながらのアクションは斬新だが、そのシーンも暗く、長い・・。
やっと終盤、目的地への220段階段ぐらいから、引き込む展開になり、「技あり」のラストを迎える♪
この内容なら、私は1時間50分ぐらいで十分に感じた。
平均★評価が高いのは、ラストがよいからと認識し、
私的にはシリーズ中、最も低い評価に。
(過去3作は★3.8~3.9)
追記=
本作の脚本家「マイケル・フィンチ」の過去作をチェックすると、他サイト★平均が最高でも3.4 他に1点台 や2 点台も・・。
そりゃだめだわ・・。
>マーマレードさん
ノーバディは賞金つり上げの為、ジョンを助けているうちに、同情した様ですが、明らかに表現不足ですね。 映像と同様に脚本家にもより制作資金を投入して、もっと引き込む物語を書ける人を発掘すべきかと♪