「タイトルがあっていない」デシベル ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルがあっていない
2023年劇場鑑賞278本目。
予告で一定の大きさの音になると爆発する爆弾が仕掛けられて、音を鳴らさないよう奮闘するスリラーという印象を持って鑑賞。
冒頭で潜水艦の関係者が主人公と知り、ソナーを使う、音に関係する職業だから犯人も音にこだわっているのかと思ったのですが、実際そういう仕掛けの爆弾はほんの一部で、終盤になると全く出てこなくなります。中盤で犯人が分かってから、その動機になる事件の真相がこの映画のキモになり、自分ならどうするか、その選択を受け入れられるのかなど考えることは色々あるのだけれど、すっきりした答えは絶対出せない話なのでやり切れない思いと、無関係な人を巻き込みすぎている犯人に一切同情出来ないのがもやもやポイントでした。
コメントする