「ルーヴルに行ってもドラマの方が観やすいと思った」岸辺露伴 ルーヴルへ行く たいよーさん。さんの映画レビュー(感想・評価)
ルーヴルに行ってもドラマの方が観やすいと思った
ドラマ版のみ観ているのだけど、たぶん映画のプラットフォームになったことで話が冗長してて勿体なかった。淡々としたトーンで行くから引き込まれにくいし…。
こうファンの固定観念を押しつけちゃいけないのかもしれないけど、直感的な分かりやすさと説得力が作品のギアだったと思うので、今回はその枠に自分はいなかったと思った。面白いけど時系列もまあまあ動いているし、あの使い方では矛盾にも感じる。
ただ、スピンオフとしてルーツを辿る旅としてのオーラは良かった。実際にルーヴルへ行ったことで、その仮想な雰囲気とフランスの街並みは凄く似合っていて、感覚をくすぐられた。実際に美術館を観光しているかのような台詞と案内には心を躍らされたし、それを映画館で観る特別感もあった。だから作品との相性って気がする。
今回のミューズとして木村文乃さんが出ているものの、皆の言うエロさはそこまで感じなかった。むしろ、長尾謙杜さんの幼さに吹き込むような妖艶さが過去を掴んでいるような気がして良かった。バランスは取れてるものの、肝心の中盤からバタついていた印象で、回想も何か足りなかった。
やっぱり飯豊まりえさんが可愛い。凸凹のコンビと岸辺露伴としての存在を引き立てているのだと再確認。感想としては間違っているかもだが、素敵な旅だった。
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