「規模のでかい民話みたいな。」岸辺露伴 ルーヴルへ行く ワセダさんの映画レビュー(感想・評価)
規模のでかい民話みたいな。
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岸辺露伴は動かないシリーズにはよくある(六壁坂とか)民話系の話。ある地方のある物に宿る物語みたいな。
岸辺露伴の先祖が描いた絵を露伴にどうにかしてもらおうというもの。規模はでかいが、結局は先祖のケツ拭きだ。
ワクワクしたのはルーブルへ行くまでだった。点と点が線になって、ルーブルに行けばその答えがわかるという展開はアツい。しかし行ってからは少しダレたかな…と。地下倉庫ら辺、黒い絵画と対面の場面はそんなに惹かれなかった。物語を収束していくように作るのは美味いが、2時間となるとやはり…という感じか。原作マンガは言うまでもなく、ドラマはすごく面白い。ワクワクもするし、根源的な恐怖やどうしようも無い規模の敵をうまくかわす(岸辺露伴は基本的に闘わない)のも良いのに、2時間画面に向かって見ると、ダレてくるし、ちょっとな〜と。
しかし、岸辺露伴の旅館はグッチ編でも言ってたし、ほかの設定も所々使われててファンなら「ほほう」とはなる。
期待し過ぎた節はあるし、風呂敷を広げすぎた感じはある。なんならルーブルじゃなくて地方の美術館でもまぁいいんじゃないとは思ったくらいだ。
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