「怪談っぽい」岸辺露伴 ルーヴルへ行く コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
怪談っぽい
原作は未読ながら、フルカラー読切だったらしいので、そりゃアニメではなくドラマ(しかも映画)で映像化が正解という内容。
話は、予告編からミステリー要素が強い、いつもの露伴の「駆け引き」中心なのかなという予想をしていましたが、どっちかというと怪談でした。
ルーブルに行くまでの序盤~中盤がやや長くかったるくも感じたが、全体として面白かった。
ただ、海外ロケで豪華さはあったものの、元がNHKドラマだけに(予算的に可能そうなので)「テレビスペシャルでもよかったんじゃ?」と思わなくもなかった。
というのも、ところどころセピア調でモノクロっぽい画面になったり、地下の真っ暗な倉庫内だったりと、美術館内の鮮やかな色彩とは対照的に諧調がカラーっぽくなく、黒も潰れてよく見えなかった。
これなら、テレビ放送の4Kモニターとの方がよかったんじゃなかったかなと。
もしくは映画でやるんだったら、黒が締まり、中間の色調がはっきり見えるDolbyCinema仕様が良かったなぁ。
とない物ねだり。
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