「映像としては綺麗」岸辺露伴 ルーヴルへ行く 落ち穂さんの映画レビュー(感想・評価)
映像としては綺麗
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原作は未読です。
サスペンスものだと勘違いして観に行ってしまいました。
話としては、主人公がルーブルの地下で、贋作を飾り本物の絵を密輸していた者たちが画家の怨念?によって殺されるのに出くわすというものです。
ルーブルの地下にあった黒い絵は、とある画家が自分の愛妻を黒色だけで描いたもので、その妻の遠い子孫が主人公でしたというオチ。その絵から出てくる蜘蛛が人を呪い殺すから邪悪なんでしょうか?純愛の絵なのに可哀想な評価です。
画家の妻である木村文乃の色香も主人公である高橋一生の偏屈な漫画家ぶりも良かったです。
また、若い頃の岸辺露伴の住んでいた祖母の家も良い空気感がありました。
「ルーブルへ行く」というタイトルの映画ですが、この回想シーンの日本家屋のほうの世界観のほうが印象的でした。
ヘブンズドアという他人の人生が本として読める魔法?ですが、画家に対しては死んでいるから使えないと叫んでいたのに、その妻には使えるのが不思議でした。妻だけ何百年も生きてたんですかね?
また、悪人たちと全く関係ない子供を亡くした女性が画家の怨念?に巻き込まれる必要はなかったような気がします。
というか、そもそも主人公の魔法は必要無かった気がします。ストーリー的には回想シーンを挟めばいいだけなので。
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