「ルーブルへ行かない(動かない)でもよかったような」岸辺露伴 ルーヴルへ行く 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
ルーブルへ行かない(動かない)でもよかったような
原作は一部既読、ドラマは未見。
高橋一生の露伴先生は素晴らしいです。ミステリアスでどこかお茶目、荒木ワールドの住民として完璧です。
ただ、それ以外のキャラがあまりに凡庸で、露伴先生1人がすごく浮いている印象が…
もちろん、露伴先生は原作においても「変わってる人」扱いではありますが、それにしても他のキャラクターとあまりに噛み合ってない感が。
話の展開も妙にまだるっこしく、その割に話の真相は大したことなくて拍子抜け…
ついでに言えばせっかくのルーブル美術館もあまり活きてません…まるでカメオ出演かのごとき存在意義の薄さ…
蜘蛛さんもやたら出てきたわりには「なんであんなにいたの?」と疑問ですし。
露伴先生で蜘蛛と言えば原作(ジョジョ4部)初登場時の「なるほど蜘蛛ってこんな味がするのか」の方が印象強すぎて、うっかりそれの関係かと思っちゃいましたよ。
とまぁ不満は多々ありますが、高橋一生の露伴先生は本当に素晴らしかったので、オマケ気味にこのスコアで。
いぱねまさん、コメントありがとうございます。
なまじドラマが評価高いだけに、製作陣も何かと欲が出てくるのも無理はないとは思いますが、原作へのリスペクトだけは無くさないようお願いしたいところですね。
失礼します
レビュー、大変興味深く拝見しました
多分、NHKの本作シリーズ、もう原作から離れたいと思っている節を思い起こさざるを得ないと感じております 基本プロットだけ頂戴して、荒木飛呂彦先生のアイデア以上の展開を制作陣が目指しているのではと勘ぐっておりますw あくまで、ジョジョのスピンオフとしての立ち位置ですから、少年誌の本分を崩すことは本意ではない原作者と、いいかどうか別にして、コンテンツの秀逸さに二次創作的イマジネーションが尽きない制作陣 時代はHIPHOP的に、過去にインスパイアされた作品の膨らまし方の時代の一つの象徴なのだろうと思います
戯れ言失礼しました