「本好きの方どうぞ〜」丘の上の本屋さん ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
本好きの方どうぞ〜
予告編やチラシを見て良さそうな映画だと思い鑑賞。
公開初日にもかかわらず、観賞者は私一人(笑)
悪い映画ではない、むしろ良い映画である。
時間も短くて見やすい。
文部科学省特別選定とか次世代への映画推薦委員会推薦作品にもなってました。
本屋さんといっても古本屋さんが舞台でありそこの老店主リベロと店にやってくる様々なお客さんとの交流が描かれている。特に黒人の少年エシエンとの交流が柱となっており、お金はないが本好きの彼にただで貸してあげ返却に来た彼に感想を聞き、また次に少しレベルアップしたオススメの本を貸す。空いた時間はゴミ箱で拾われた誰が書いたかわからない日記を読み進める。となりの軽食屋(?)の若者ニコラとのやりとりもいい。
突然のように訪れるラストも世の無常感を感じさせていいのだが、不満な点をあげると、本好きのエシエンの生活が全く見えてこないところと、リベロが最後にエシエンにプレゼントした本に正直ちょっとがっかりしました。大切ではあるが読んで楽しい書物ではないだろうと。でもリベロに貸し与えられた本のおかげでエシエンは読書好きになっただろうし、本からいろんな知識を吸収してたくましくこれから生きていけるだろう。
風景の美しいイタリアの小さな街での心温まるお話でした。
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りあのさんのコメント
2023年3月6日
共感、コメントありがとうございます。
隣の県ですから、まだ近いですよ。
どうしても観たい作品の時は神戸まで遠征する事も有りますから。
ここでレビューされてる方で、北陸から東京まで映画観賞に遠征されてる方がいらして、驚いたことがあります。
引き続きよろしくお願いします。