「ダークな雰囲気と雪山、凍りつく湖に寒気がしてくる」刑事ジョン・ルーサー フォールン・サン ララリレロさんの映画レビュー(感想・評価)
ダークな雰囲気と雪山、凍りつく湖に寒気がしてくる
TVドラマは見たことがなく、この映画版で初めて見ました。
法や秩序を破り人に知られると職や信用失墜になるような個々人の秘密を握り、その秘密を暴露すると脅して拉致監禁しては殺すという連続猟奇殺人犯を刑事、ジョン・ルーサーが追います。
殺人サイトを運営し、残虐な殺人現場を公開し、被害者の家族にその死体を見せつけては、それを楽しむという冷酷非情な殺人鬼です。不気味さと気持ちの悪さで見るんじゃなかったと思いました。このひどさに比べ、犯人が追い詰められていく終盤の展開は意外に迫力がなく、竜頭蛇尾の肩透かしを食いました。
暗くすさんだ気分のままで終わりを迎え、スカッとするような気分にはなれませんでした。
それにしても、雪深い山奥に最後の決戦の舞台を設定する意味って何でしょう。風景と同じで白けますね。
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