「【オタール・イオセリアーニ監督が”監督の意に反し勝手にナレーションを付けられた”とテロップを入れその後ロシア語が流れ、せっかく植えた花を踏みつぶし道路を作るシーンで終わる意味深映像詩。】」珍しい花の歌 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【オタール・イオセリアーニ監督が”監督の意に反し勝手にナレーションを付けられた”とテロップを入れその後ロシア語が流れ、せっかく植えた花を踏みつぶし道路を作るシーンで終わる意味深映像詩。】
ー 監督の意に反し勝手にナレーションを付けたのは、ソ連、文化省であろう。
そして、老造園家が石を積み、花を植えるシーンを丁寧に映し出し、その後、豊かな花畑や草原を映し出した後に、近接ショットで、異様な音が流れる中で映し出される、花を踏みつぶし、ローラーで土地を平坦にする様を描いているのである。
今作は、オタール・イオセリアーニ監督による、ソ連に対する検閲を批判する意味深映像詩なのである。-
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