劇場公開日 2023年2月17日

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「【オタール・イオセリアーニ監督が”監督の意に反し勝手にナレーションを付けられた”とテロップを入れその後ロシア語が流れ、せっかく植えた花を踏みつぶし道路を作るシーンで終わる意味深映像詩。】」珍しい花の歌 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 【オタール・イオセリアーニ監督が”監督の意に反し勝手にナレーションを付けられた”とテロップを入れその後ロシア語が流れ、せっかく植えた花を踏みつぶし道路を作るシーンで終わる意味深映像詩。】

2025年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

ー 監督の意に反し勝手にナレーションを付けたのは、ソ連、文化省であろう。

  そして、老造園家が石を積み、花を植えるシーンを丁寧に映し出し、その後、豊かな花畑や草原を映し出した後に、近接ショットで、異様な音が流れる中で映し出される、花を踏みつぶし、ローラーで土地を平坦にする様を描いているのである。

  今作は、オタール・イオセリアーニ監督による、ソ連に対する検閲を批判する意味深映像詩なのである。-

NOBU
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