劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのレビュー・感想・評価
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映像として迫力があって良かった
本作とは関係ないんだけど、僕はハイスクールフリートというアニメが好きで、劇場版のBlu-rayビデオソフトを買ったらオーディオコメンタリーでスタッフが、こんなことを言っていました。
「テレビアニメの時に”大和型戦艦3隻の一斉砲撃をやりたい”と言ったら、”テレビの画面サイズではもったいないから劇場版まで取っておいてほしい”と言われた」って。
元々気にしたことなんてなかったのだけど、それを聞いて「たしかに映画館の大きな画面だからこその迫力があるよな」と思いました。
テレビアニメのスパイファミリーは、「スパイと殺し屋と超能力者とが普通の家族を偽装する」という設定の上で描かれる日常が、普通の家族とはズレていてコミカルで面白いです。
でも、ズレていても日常風景です。
せいぜい、豪華客船で殺し屋同士の戦いがあったくらいで、船の甲板程度の規模でしかありません。
今回、劇場版では、ロイドが昔の戦闘機を操縦して、飛行船の機銃や追尾ミサイルで狙われながらアクロバット飛行で空中戦をするシーンも、飛行船の上や船内で弾丸をかいくぐるヨルの派手な戦闘シーンも、飛行船で都市部を避けて水上へ不時着させるシーンも、きっと映画だからやったのだろうと思えるような、迫力のあるものばかりでした。
実際のところ、アニメなので都合の良い表現はたくさんあります。
でも、そういうのはそもそも漫画的表現なので、「縁日で射的をやったことのある人なら、何度も跳ねた上に景品をいくつも倒せるほどの威力がないことくらいわかるだろう」とか、「機関銃の砲火を避ける高速戦闘をしていたのに、口紅に炎が燃え広がる程度のスピードを避けられないわけがないし、そもそも表面に付着したわずかな口紅が燃える程度の火力で誘爆するなら周囲が焼け落ちていく高温の場所で戦闘できないよね」とか言ってもしょうがないです。
フォージャー一家の個性的なメンバーは平常運転で、映画ならではの迫力のある映像で、なかなか良かったと思います。
ファミリー作品としては十二分
「早見沙織さん好き」
原作の良さが削がれてる
原作の遠藤先生も監修されている劇場版といことでオリジナルプロットだとしても楽しめると期待。しかし実際は初心者に優しく子供向けのギャグに振り切った仕上がりになっており、今後の年末年始の風物詩にしたい平均値低めなコンテンツに思えた。
何よりシリアルとコメディに定評があるはずの脚本が薄っぺらい。それぞれのキャラクターで原作にひな型的なストーリーもあった。アーニャはナチュラルで素の面白さがある故今回は無理矢理に変顔やダンスしたりと呆れてしまった。ロイドとヨルもあんなに鈍感ではないしアクションの世界線が違う。
今作を一言でいうなら劇中に出てきた「家族でしか入店できないレストラン」が正にそれかと。
ただ、中村倫也くんと賀来賢人くんはキャラの作り込みが上手く阿吽の呼吸で愉しめたのは大変良かったです。それにまだ一作目ですし実験的アプローチとして考えれば今後も応援は続けたい作品です。
世界の危機?
豪華版スパイファミリー。
テレビ版が面白いだけに。。。
シリーズ未履修でも楽しめる
スパイファミリーに求めた物の違い
スパイ映画とおもいきや全然違ってたけどメッチャ面白かったアニメ。 本年度ベスト!
全く鑑賞予定も無かったけど時間帯が良かったのと集客が多目と言うことで期待せずお試しで観賞。
ぶっちゃけ本シリーズの事は全く知らず。
前情報も一切無しで鑑賞したけどとっても面白かった!
偽りの家族の物語って感じ。
諜報員の父、ロイド。
殺し屋の母、ヨル。
人の心が読める娘、アーニャ。
未来を予知出来る犬、ボンド。
このメンバーを中心に展開するストーリー。
お互いに自分の素性は家族に明かしていない設定。
アーニャが学校で「メレメレ」ってお菓子を作る事になり、家族で発祥の地の本場のメレメレを家族旅行で食べに行くストーリー。
全然スパイ映画じゃ無い(笑)
道中での出来事やメレメレのお店での出来事からあらぬ展開に。
囚われの身となったアーニャを救おうと父のロイドや母のヨルが別々に敵と立ち向かって行く感じ。
キャラクターが変顔になるのは最近のアニメのお約束みたいだけど、真顔のキャラがイケメンだったりセクシーな感じが良かった!
娘のアーニャも可愛い。
ロイドやヨルのアクションシーンは迫力があって引き込まれた!
シリーズ物の作品なのに前情報一切無しでこんなに楽しめた感じが好印象!
本作しか観てないけど、本シリーズのファンになりそうです( ´∀`)
前半はわりとほのぼの
初心者には寛容、原作ファンは幻滅
絶大的な音楽(主題歌)の力と個性的なキャラクター、コミカルとシリアスを使い分けた巧みな演技の声優陣とゲスト声優さん、綺麗な映像、アーニャの顔芸、カッコイイアクション……それなのに、物語だけが酷い。そのせいで魅力が半減してしまった。全ての良さを活かしきれていないのが残念で、原作の力ってやっぱり大きかったんだなと再確認。十分な宣伝とあそこまでビックネームのお膳立てされているのに、贅沢というもの。アーニャの我儘ぶりにはついていけないし、ヨルさんの勘違い妄想も堂々巡りで飽きるし、ロイドさんは家族に対して盲信すぎる。
劇場の広さをもう少し他の映画の方に回してほしかったほど。良くも悪くも低年齢向けの冬アニメでした。
劇場でやるクオリティか?
オリジナルストーリー
キャラクターたちの活躍をたっぷりと大画面で楽しもう(いろいろ考えないで)
人気アニメの映画版をIMAXで堪能。
世を忍ぶ仮初めの家族、敏腕諜報員である父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、凄腕の殺し屋の母・ヨル、未来予知犬・ボンドの三人と一匹からなるフォージャー家。
ロイドの任務(オペレーション〈梟〉「ストリクス」)を継続させるため、そして、アーニャの〈星〉「ステラ」獲得のため、出発した初めての家族旅行に数々の困難が立ちはだかる。
難しいことは何も考えず、キャラクターたちの活躍をたっぷりと映画で楽しもう。
映画ならではの大スケールのアクションが展開されます。
アーニャ、まさかの下ネタ・ファンタジー・シーンなんて、シリーズでは絶対観られない。
(けど、映画だからって、そこを広げなくても…)
そのシーンのゲスト声優が、千葉繁という無駄に豪華な配役。
悪役凸凹コンビの声を、中村倫也、賀来賢人が好演。予備知識なしで観たので、全然気にせず後でパンフレットで知りました。
と言いつつ、その「難しいこと」を考えると…、映画だからと派手にしたのはわかりますが、クライマックスに大型飛行艇上で大アクションという展開は、アニメでは良くある定番。
古くは、「未来少年コナン」「ルパン三世/死の翼アルバトロス」、最近ではCG版「ルパン三世 THE FIRST」とやりつくされた感もあり、わざわざ「SPYXFAMILY」でやらなくても、とは思います。
ヨルさんの見せ場のために、とってつけたようなタイプFとか、
さすがに、ロイド家三人が、あの状況を斬り抜ければ、相手が普通の人ではないと気付くでしょうねぇ。
原作者がガッツリ公認だから、いろいろ言うのは野暮でしょうか。
ファンは大満足です!
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