「期待したものではなかった」劇場版 SPY×FAMILY CODE: White chinoさんの映画レビュー(感想・評価)
期待したものではなかった
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大前提として、私は大人でありこのアニメの設定や世界観は大好きです。
ですが、期待していたものではなかったというのが正直な感想になります。
まずこのアニメに引き込まれたのは、設定の面白さと家族の絆や愛情を感じられる世界観です。その点は、今作でも十分に表現されていました。アニメーションも音楽も素晴らしい。
そんな私が今回の映画に期待したのは、スパイ映画としてのドキドキ感です。絶体絶命からの大逆転。予告動画は見ていたので、ロイドやヨル、はたまたボンドがめちゃくちゃかっこよく登場してアーニャを助けるとかあったら大興奮間違いなしダァー!と映画館に駆け込みました。
しかし、ピンチらしいピンチはあまり感じられず、まぁそうなるだろうな、の連続。ボンドにいたってはお留守番。せめてヨルさんの登場はもっとサプライズにしてほしかった。戦闘シーンのラストも臭すぎてさめてしまいました。アーニャのくだりも、う〜んでした。子供の大事にしている映画だということは理解していますが、少し安易すぎないか。あえて名前は出しませんが、こんなことしなくても子供が喜ぶ名作アニメは沢山あるように思います。
以上から、総合的に3点と評価しました。
繰り返しになりますが、このアニメの世界観は大好きです。設定は面白いけど、その先がなかなか続かない作品は多くありますが、フォージャー家にはそうなってほしくない。次回への期待も込めた、少し辛口かもしれませんが正直な感想となります。
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