ハンサン 龍の出現のレビュー・感想・評価
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三部作の二部
李舜臣を主人公とし、壬辰倭乱(文禄の役)における閑山島海戦を描いた史劇。同じ監督による三部作になっていて2014年の「バトル・オーシャン 海上決戦」と2023年「ノリャン -死の海-」の間に本作がくる。李舜臣が神のごとき英雄に描かれ、褒め称えられている。勝者にもなっているが、いにしえの日韓の海戦で、どっちが勝とうが知ったことではない。しかし韓国はこと対日では勝敗にこだわりスポーツで不正をするのはお家芸であり、映画もフィクションを史実であるかのように描いている。
日韓でおきたことはなんであろうとカードになる。それは向こうのカードで日本のカードではない。日韓のみならず日中にも言えるが南京も端島も慰安婦も数や動機や詳細において双方の認識がちがう。事実よりもカードとして使えることが重要だ。それをカードとして切ったとき、日本が困って謝罪したりお金をはらったり、相対優位を保つことができればいいわけで。韓国国内の歴代映画興行収入は『バトル・オーシャン 海上決戦』(2014)がまだ破られていない。反日の狼煙をあげたとき一致団結するのは中韓が幼少期から植え付けられる国民性である。
パクヘイルが李舜臣を賢明かつ冷静沈着な印象で演じていて、うまいからよけいに鼻白んだ。ただし日本軍側武将にも韓国の有名俳優を充てて、卑劣には描かれていなかった。他にも、韓国の映画ドラマでよく見る中堅男優が総出演だった。映画はもちろん、日本人はクソであり、韓国人は善で勇敢ですばらしくてかっこいいと言いたいのだが、さほど露骨なものではなかった。日本軍側に吹き替えを充て、その台詞も日本人が聞いても複雑な会話をするし、お金もかけられアクション史劇として楽しめるようにつくられていると思った。
2025年8月25日、ホワイトハウスでおこなわれた米韓首脳会談のなかで日韓の歴史問題にふれる場面がありイジェミョン(李在明)大統領が日本との関係に苦慮しているという韓国お決まりのスタンスを述べたところ、トランプ大統領はそれはあなたたち韓国に問題があると反論した。日韓がぎくしゃくしているのは韓国側が慰安婦問題に固執しているからだと説き、韓国が関係改善の妨げになっていることを明言した。トランプ大統領は、歴代アメリカ大統領が避けてきた日韓関係について、日本側に立脚した見解をはじめて述べたことになるが、左翼まみれの日本のメディアはこの発言をまったく報じなかった。
某左翼新聞社が犠牲者をでっちあげたことに端を発し、以後慰安婦は韓国が何度でも使えるマウンティングフリーパスに昇格した。韓国が謝罪しろと言うと日本は謝罪してお金を払う。謝罪された上にお金がもらえるもんだから韓国はいつでも何度でも慰安婦をだしに謝罪しろと言うようになった。←今ココでずっとココである。トランプがこの言及をしたという報道をみてわたしは心の中で万歳三唱した。
映画を見ていると自己矛盾に撞着することがある。じぶんは日本映画をくそみそにするし、なんだったら日本女優よりも韓国女優のほうがすてきだとか非国民なことを言ったりもする。とはいえ保守を放擲したわけじゃない。明洞で旭日旗を振るツアーがあったら参加したいと思っている。(これは心意気の表明でありじっさいにそんな旅程があっても参加はしないです。)
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