「間宮響の物語が終わる」劇場版 君と世界が終わる日に FINAL 麦さんの映画レビュー(感想・評価)
間宮響の物語が終わる
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ドラマから、いよいよファイナルか……と思って観たスクリーンでのキミセカ。それでもドラマシリーズから一緒に生き抜いてきた仲間は死に、色んな屍の上に立って今を生きる間宮響のこれまでを想像したら、本当に胸が苦しいな…って思う。
人情に厚く、義理堅く、正義感に溢れた間宮響の、あの正気を失った佇まいに心が折れたのも束の間、『一瞬の隙』を虎視眈々と狙っていたあの瞳を見た瞬間、彼の中にある『熱』はまだ死んでいないのだと、胸が熱くなった。愛する人を探すかつての響と、大和姿はどこか重なるし、大和に出会ってまたかつての響の姿を見られたのは本当に嬉しかった。
あの結末は、響にとってのハッピーエンドだったのかな。響が守ったミライと、その未来がどうか幸せでありますように。受け継いだ響の魂が、どうか彼らの中で生き続けますように。
物語完結、おめでとう。私はhuluを再契約してシーズン5を視聴し始めました。
〈追記〉
シーズン1を見返してて思ったことの記録。
最終話首藤教授が放った『愛する人を失ったら正気を保てるか?』という問い。響が答えるより先にくるみは『響は私を悲しませるようなことはしない』と言い放った。
愛する人を失い、愛する子どもを奪われ、闇に堕ちた響だけれど、あの結末はくるみの言葉通りだったな、と思った。
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