「キリスト教ネタで置いてけぼり」ノック 終末の訪問者 Yukさんの映画レビュー(感想・評価)
キリスト教ネタで置いてけぼり
もはやナイトシャマラン節ともいうべき、いつもながらの掴みをみせる。強烈な恐怖を予感させ、幸福な生活が破壊される不安にかられる。山小屋を訪れるメンバーの会話も、恐怖と混乱に満ちていて、出だしはなかなか良い。
しかし肝心な「恐怖」の到来を描くのが、壁に掛けられたTVのニュース映像というのはいかがなものか...山小屋の出来事に終始し、段々とスケールの小さな恐怖になってくる。低予算で特大スペクタルの物語を語る寒々しさが出てしまっている。
最後の種明かし部分が聖書の話で、ん?今何て言った??残念ながらキリスト教に疎い人間は置いてけぼりである。ほぼ意味不明。
同性夫婦と養子3人家族という新鮮な家族愛の描写もこれで霞んでしまった。
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